October 9, 2020

これが令和のマーケティング

 





最近、通販で買った所からダイレクトメール(以下DM)がバンバン届きます。

DMといえばハガキでしたが、最近はメールが主流になりましたね。

セールやキャンペーンのお知らせ以外にも、具体的な商品の広告がメールで紹介される時代。21世紀ですなぁ。

たとえばアマゾン。とりあえず商品を検索して、ひとしきり迷って、また後で考えようとして忘れていた商品が、関連商品とともにDMとして送られてくる。

そのDMを見ると、

「そうそう、そういえばそろそろ◯◯買わなきゃなって思ってたんだっけ」

と、忘れかけていたことを思い出したりします。





僕も昔は DM を出す仕事をしていました。

といっても大昔なのでハガキです。

アパレルブランドで働いていたので、お得意様名簿を元に、新シーズンの立ち上がりだとか、キャンペーンだとか、セールなどをお知らせしてました。

DM に限りませんが、当時は接客業で大事なこととして、

  • お客様のお名前を覚えろ
  • 自分の名前をお客様に覚えてもらえ
  • 印象に残る接客を
  • マニュアルを超えたサービスを
  • 個人個人に合わせたサービスを
のようなことがどこの研修でも言われていたので、DM は当然手書きでした。

接客マナー界隈では、お客様を一人一人覚えていないと書けないようなことを書くのが良いとされていたので、「◯◯様こんにちは」とお客様の名前を書くのはもちろん、「先月お買い上げいただいた◯色の◯◯に合うような◯◯が入荷しました」と必死で覚えてますアピールをしていました。もちろん自分のフルネームを添えて。




毎日のようにスマホに届くDM ですが、もしこれが、個人名の販売員さんからの顔が見えるDMだったら…。

もしこの頻度で手書きのハガキが来たら…。

または一斉メールではない、自分と店員さんしか知りえない(※)、思いの詰まったメールが来たら…。

※接客時に話した他愛の無い話、たとえば近々友人の結婚式がある(だから服を買いに来た)、通勤は電車(だからこの冬はコートを買う予定)、など

きっと店員さんと自分という一対一のプレッシャーを感じてしまって、検討するしない以前に、距離を置いてしまうと思います。



そもそもオンラインショッピングは、

  • 店員のプレッシャーを感じることもなく、
  • 家にいながら
  • 閉店時間を気にすることもなく
  • 比較検討が容易な

スマホ1つで利用できるサービス。

根性論、やりがい詐取、社畜…など、昭和の害悪を一掃できる、今の時代にピッタリだと思います。


そういえば、昔は個人情報保護法などなかったので、DM書きは家でやらされました…。つまり本名、住所、電話番号などの個人情報が書いてあるお得意様名簿を店員が自宅に持ち帰っていたのです。通勤電車に置き忘れてしまう恐れもあるのに…恐ろしい。

在宅勤務扱いになるわけでもなく、勤務時間外勤務でした。投函日に間に合わせるために帰宅後に疲れている中書きましたが、前日が公休日だと

「明日は休みだからゆっくり書ける、ラッキー!」

とさえ思っていました…洗脳されてました(汗)。




店員の執念(?)や、客の店に対する義理人情を利用するのではなく、機械が閲覧履歴などから勝手に個人個人に合わせた内容のメールを送るという、ドライで、でも痒い所に手が届く、まさに令和の時代のマーケティングだなと思いました。



ちょっと前までは「まさに21世紀」などと言って近未来感を出していましたが、21世紀になってもう20年経つんですね(正確には19年?)。


21世紀になって20年というパワーワード…。


“令和のマーケティング”ではなく、“平成時代に勤めていた会社の恨み”になっちゃいましたね。テヘペロ。


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October 7, 2020

ブログを5年間続けた結果

 


■ 気付けばブログも6年目


よく考えたらこのブログを始めてもう5年ぐらい経つから5周年になったら記念の記事でも書こうと思っていたらもうとっくに6年目、しかもあと2ヶ月でその6年目も終わり…。

なんということでしょう。基本放置で全然大事にしてこなかったので、すっかり忘れていました。

毎日更新しているわけはないとはいえ、もう6年もやってるんです。なのにこの文章力。ここ20年ほど、英語ばかり勉強して日本語の本はほとんど読んでいないので仕方が無いですね(開き直り)。

そういえばブログのタイトルを改名したので、意図せず6年目からのリニューアルとなりました。今後はもうちょっと英語以外のことも書いていこうと思いますので、どうぞよろしくね。



■ 人気ブログになれなかった



始めた当初は、人気ブログになってたくさんの人に読まれて個人が特定されたら困ると思いあまり自分の職歴などは書かないようにしていましたが、そんな心配は無用でした。

6年近くやっても恐ろしいほどの低いアクセス。

なぜか毎日アクセスが絶えない記事が2~3ありますが、それはほんの一部。

それでも基本的にはぼちぼち検索から来てくれる方と、SNS経由で「読んだよ~」と言ってくれるフォロワーさんに支えられて細々とやっております。




■ ブログを5年間続けて感じたメリット



さて、人生変えちゃうブログにはなりませんでしたが、いくつかメリットと思えることはあるので、書き出してみました(順番は関係ありません)。

  • ツイッターで書ききれないことを言える
  • 誰かの役にたってるかもしれない期待
  • 他のブログにお邪魔する時の名刺代わり
  • 文章作成の練習
  • 写真の見方の練習
  • 日本語力のキープ 
  • タイピングの練習
  • 音声入力を覚える
  • 時間の有効活用
  • ホームオフィスの投資の言い訳
  • 週末の時間の有効活用
  

■ ブログは財産


いろいろな所で言われていますが、やっぱりブログは財産です。

なぜならば、1日や2日では何百という記事は書けないから。

その中にはいつか急にアクセス数が増える記事が眠っているかもしれない。
日々の積み重ねによって蓄積された多くの記事が名刺代わりになるかもしれない。

過去には気が変って(急に過去に書いたことが恥ずかしくなったりする)突然ブログを消してしまったりしていましたが、今度は消すようなことはなさそうです。

そして、ブログを5年間続けた結果はこちら:

  • ちょっとタイピングが早くなった
  • ブログに時間を割くために雑用をテキパキこなすようになった
  • 時間の使い方を見直すようになった
  • SNSのフォロワーさん達とちょっと込み入った話が出来るようになった
  • 一方的に読むだけだったブログにコメントをするようになった
  • 音声入力の方法を覚えた
こんな感じです。



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October 6, 2020

ドリルダウンは便利な言葉

 





ソフトウエアの使い方の研修で、ここをクリック、次はそこをクリック、みたいなことを言われていたときのことです。

何かちょこっと小細工をしたいときって、メニューバーからオプションを表示させていろいろやるじゃないですか。

そうやってどんどんオプション画面を出しては進む場面で「drill down」 と言われたのです!

うん、確かにどんどんドリルで掘り下げていくイメージ!




ドリルダウンという語感は分かりましたが、日本語で何と言うのか気になって辞書で調べてみました。

するとどうやらドリルダウンというカタカナのそのままの言葉がパソコン用語として存在するようなのです。

Windows 95を使い始めた頃からパソコン用語は疎いので、そんな言葉知りませんでした。

いや、Windows 95から使い始めてるんだから、今の20代よりはパソコン歴はよっぽど長いです。でもやっぱりデジタルネイティブにはかなわない。

英語歴も同じですね。

もう20年以上英語を勉強してますが、ネイティブのティーンエイジャーにはかないません。



話はそれましたが、機会があったら日本語でも

「ねぇ、そこちょっとドリルダウンして(ドヤ)」

とでも言ってみようと思います。



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October 1, 2020

カナダ人を見習って自分ファースト




■ 仕事中でも自分ファースト


今のところ在宅勤務です。

会議や研修はテレビ電話で行われるのですが、たまに予定の時間に終わらなかったりします。

外部講師などは、ウチらの勤務時間を知らなかったりするので、話が脱線して時間を越えてしまう場合もあります。

そんな「早く終わらないかなぁ」と思っている状況だったある日、ふとチャット画面に目をやると、

「お先に失礼します」

とチャットを残して去っている人が数人いるではないですか!




その日は僕の画面を共有していたので勝手に画面を閉じるわけにもいかず、最後までつきあいましたが(とは言っても10分程度)、なんだかなぁと思いました。

研修がお開きになる前に退席しちゃった人達は、お咎めなしです。

別の日は他の人が画面を共有してましたが、その日気付いたら数人退席してました…。



■ 病院は仕事より大事



定時になったら退席するのは当然です。見習わなくっちゃ(まあ知らないうちにチャットだけ残して退席するより、通話中に一言声を掛けても良いとは思いますが)。

それだけではなく、病院の予定もバンバン入れます。

確かにカナダは医療費が無料な分、アポイントメントの融通が利かなかったり待たされたりするので会社の都合よりも病院の都合に合わせるのは仕方ないんです。

日本に居た時は(15年前)、病院の予約を取る前に、
「この日あたりで予約を取ろうと思ってるんですけど大丈夫ですか」
と上司にまずお伺いを立てていた気がするけど、それは病院の予約が取り易いからかもしれないですね。

というわけで、上司には前日とか当日の朝には言ってるんだろうけど、会議中に
「アポなんで」
とチャットを残し退席する人が多いです。

正直まじめにやってるこっちがシラケてしまいますが、見習わないと、と思いました。



■ 具合が悪けりゃ自分で言え


これは過去記事でも書いたと思うのですが(当ブログ内を検索したけど見つからなかった)、日本で働いていたときに、上司から、

言われなくても分かってるかとは思うけど、子供じゃないんだから具合が悪かったら自分で判断して早退を申し出てね。

と言われました。

僕は昔からまわりの人に“大丈夫?帰った方が良いんじゃないの?”って言われないと帰り辛く思っていたので、そう言ってもらって以来、

  • 自分の体の不調は自分しかわからない
  • 自分の体は自分が大事にしなければいけない
  • 自分が不調な時には自分が声を上げなければいけない
という当たり前のことに気付いてハッとしたのを覚えています。

同僚たちがまるで強い意志でも持っているかのように躊躇せず早退を申し出たりするのを見るたびに、僕も病院に行くのを遠慮してはいけないと思うんです。



■ まずは自分の酸素ボンベを


飛行機の安全ビデオを見るたびに大事なことを思い出します。

酸素ボンベが降りて来たら、まずはご自分の分を着用してください。周りの人のお手伝いをするのはその後でお願いします。

というナレーションで、母親が先に着用してから子供に着用させているビデオです。
たしかに自分が酸欠で倒れてしまったら共倒れになってしまうので、納得。

そんな風に、他人に優しくするにもまずは自分ファーストだな、と周りの人を見て思いました。

自分の時間を守るには、自分から声を上げないとね。




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September 30, 2020

ノートは英語でノートでいいの?






市販のノートに商品名として Note と書いてあるのをよく見るんですけど、英語ではノート(“教科書とノート”“黒板をノートに写す”のノート)は
 
notebook(s)

と言います。








Note は、メモ書きとか、覚え書きとか、忘れない為に書いておくものです。

  • この間メモしたのを読んでる → I'm reading my notes
  • 自分で書いたメモ見直せよ😡→ See your notes
  • 私の注意書き見て→See my notes

付箋は sticky note(s) です(ポストイットは商標)。

 


ウィンドウズパソコンの「メモ帳」は Notepad です。
メモを書くパッド。

表紙もある本のようなノート → Notebook(s)
表紙のないメモパッド → Notepad(s) 
オンラインショップで商品名を見ると、英語でどうよばれているかわ



じゃあ英語でメモ (memo=memorandum の略)はどういう意味かというと、全然メモっぽくなくて、社内通知とか、書面での「お知らせ」とか、そういうちゃんとした文書になります。


ノートパソコンも英語では notebook computer となります。laptop と呼ばれる方が圧倒的に多いと思いますが。 


まとめ:
Note = メモ書き、覚え書き、注釈(内容そのもの)
Notebook = ノート(1冊、2冊と数えるアレ)




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September 29, 2020

英語はラジオで聞き流し


■ 英語をもっと勉強しなくっちゃ



カナダに居ながらネットで日本語のコンテンツばかり読んだり聴いたりしている、英語的にはダメな生活をしています。

「あの人本当にカナダに十何年も住んでるの?」とうしろゆびさされてもおかしくないぐらい英語力は全然追いつていないパターンです。

※うしろゆびさされ組のシングルはほぼ発売日に買っていて、ゆうゆ推しでした。

というわけで、もっと英語のインプットをしなければ、と思うものの、受けなければいけないテストがあるわけでもなくどうしてもやる気が起きずにいました。



■ ラジオが呼んでいる?



英語は必要最低限しか触れていませんでしたが、ひょんなことから現地のラジオを聞くきっかけがありました。

会社から支給されたパソコンにイヤフォンをつないで電話会議をしているのですが、どういうわけかラジオがかすかに聞こえてくるのです。

(ググったところ、デスクトップパソコンあるあるのようです)

それでも会議の時しかイヤフォンは使っていなかったので特に何も思っていませんでしたが、会議の5分前からイヤフォンを耳に挿して開始を待っている間に、聞き入ってしまうようなニュースがありました。


■ それは気象情報



その聞き入ってしまうニュースとは、この地域を直撃すると言われていたハリケーン関連の気象情報でした。

ハリケーンが来ると停電になることもあるので、それが今どこなのか、強まっているのか、弱まっているのか、何日の何時ごろこの地域に到着するのかなどなど、影響のありそうな時間帯をある程度知っておきたいとちょうど思っていた所でした。

直撃する前にはスーパーに行って買い出しをしなければいけないし、停電になれば仕事は出来なくなるし、直接自分に関わる情報だったのです。

インターネットでは更新されたのは5分前でも実は昨日の状況だったり、リアルタイムの情報がイマイチ見つからないと思っていた所でした。




■ 聞き流しは仕事をしながらがちょうどいい


 

気が付けばラジオで言っていることがだいたい分かるようになっていました。90%ぐらいは理解できてるんじゃないでしょうか(盛ってる?)。

20年前にニュージーランドのホームステイ先で夜中に一人でネットも無い部屋でラジオを聞いていた頃よりはよっぽど理解度は増しました。

(異国の知らない人の家でネットもなく一人で居たなんて今思うと信じられない、っていうか無理)


とはいえ、現地のラジオを聞き続けるのはやっぱり苦痛です。

だってインターネットにはもっと魅力的なコンテンツ(つまり日本語の番組)が溢れてるじゃないですか。

よく、食器洗いや掃除などの「手は忙しいけど耳はヒマ」みたいな時にはラジオやオーディオブックなどで情報を手に入れると時間が有効に使える、と言いますが、そんなときは僕は日本語を聞きたいです(ポッドキャストとかYouTubeとか)。

要は自分の自由時間にまで英語は聞きたくないってことなんです(これ英語イヤイヤ期の末期症状じゃね)。

でも、仕事中にその魅力的な日本語のコンテンツを聞いてみたら聞き入ってしまって仕事がおろそかになってしまうことがわかりました。

そう、仕事中に地元のラジオ(英語)を聞くというのは、適度に聞き流せて、かつプライベートな時間を犠牲にすることもなく、最高の時間の使い方ではないかと思ったんです。



■ リスニングは語彙や表現の増強に良い



英語の聞き流し、というと、リスニング対策と思う方もいるかもしれませんが、実は英語を聞き続ける事はスピーキングその他のスキルにも役立つんです。

(ドヤ顔でこれ書いてるんですけど常識ですかこれ)

今回ラジオを英語の上達の為に聞こうと思った理由は、リスニングの上達のためではなくフレーズや言い回しに慣れるため。

実際、友達とハリケーンの話題になったときになかなか言葉が出てこないことがありますが、ラジオで定期的に繰り返される気象情報を聞いていればいつの日か自然と口から出てくるかもしれないと思っています。

仕事で英語を覚えた時も、多くはBGMのように周りから聞こえていた同僚たちの会話で自然と覚えました。

というわけで、最近ラジオを買おうと思っています…。ラジオにもなるBluetoothスピーカーとか、目覚まし型ラジオとかを一通り見たあとで、今気になっているのはミニコンポです…(今はそう呼ばないのかな?)。






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September 28, 2020

賞味期限は英語で何?






「賞味期限」をちゃんとした名詞で言うならば、おそらく expiration date だと思うのですが、「expiration date」 という言葉を食品のパッケージに探しても見当たらないこともあります。


では多くの食品にはなんて書いてあるかというと、

Best before _____(日付)

です。


はい、すでに画像で出てましたね。


そもそも expiration date というのは期限が切れる日、無効になる日なので、パスポートや各種書類ならまだしも、食べ物で“無効”はないですよね。

なので「おいしく食べられる日」というニュアンスを込めて 「best before ◯月◯日」なんでしょう(「◯月◯日の前がベスト」という意味)。




* * *


若かりし頃、一人暮らしを始めたばかりの同僚が

毎日が賞味期限との闘い

と言っていました。

わかる~。

油断するとあっという間に賞味期限切れになりますよね。



September 27, 2020

在宅勤務中に仮想空間から帰ってくる方法





■ 家に居ても職場に居ると錯覚しがちな在宅勤務



在宅勤務になって半年以上。

同僚も自分もそれぞれ自宅で働いてはいるものの、従来通り会議もするし(遠隔だけど)、メールもするし、書類も保管するし(デジタルだけど)、雑談もします(チャットだけど)。

オフィスにこそいないけれど、頭の感覚的には似たような事をしているわけです。

なので一度勤務時間になりパソコンを開けば、知らず知らずのうちにオフィスにいるような錯覚に陥っていると気付いたことがありました。

この錯覚、穏やかな生活をするのにちょっと厄介!



■ 「体は家」と再認識する方法


たとえ家に居たままであろうとも、感覚的にはオフィスに居るのと変わりませんから、無茶な依頼や大量の業務が来るとイライラします。マイペースで細かい事は気にしない冷静な人もいるでしょうけど、僕はイライラしちゃうんです。

でも、家に居るんだからストレスのはけ口はたくさんありますよね。

もちろん勤務時間中はオフィスで働いているのと同じようにちゃんとパソコンの前にいなければいけませんが、せっかく家に居るんだから何か「自宅にいる~♪」と感じさせるもの、つまりオフィスではなかなかできないことをして錯覚から目を覚ますと良いと思うんです。

たとえば…
  • 1分間だけベッドで大の字になる
  • 顔を洗う
  • 歯を磨く
  • 2分間の瞑想をする
  • 淹れたてのコーヒーを飲む
  • 氷を浮かべたオレンジジュースを飲む
  • ラジオをかける
  • テレビをつける

こんなことをしても無茶な依頼は消えないし仕事の量も減らなけれど、
  • “今、自分は安全な場所にいる”
  • “不機嫌な顔をしても職場の人には見られない”
  • “多少仕事が長引いてもバスを逃すことは無い”
などとと思えてフッと気持ちが軽くなります。



■ 家に居ると意識しないと起こる弊害



イライラしてしまう原因は、僕の場合「締め切りまでに間に合わなさそうな依頼があるから」が大半です。

締め切りは時間指定で、◯時◯分までに終わらせないといけないことになっています。

でも、他社は知りませんが、ウチの職場の場合、あくまでも努力目標だし、遅れても生死に関わるような問題でもないので、大前提としてそんなにプレッシャーを感じる必要がそもそもありません。

そして今は在宅勤務なので、締め切りを逃しても誰かが自宅まで来るなんてありえないので、オフィスで勤務していた頃のように自分のデスクに誰かが来ることを心配する必要はないのです(トラウマレベルの恐怖)。

それなのにまだ頭がオフィスにいるままだと錯覚したら…。

チャットやメールで追加の指示が来たらさらにイライラしてしまいます。同僚にも心無いメッセージを送ってしまうかもしれないし、何より自分がイヤ―な気持ちになります。体にも悪い。

さらにはそんな時に同居人が話しかけて来たりペットの犬が寄って来たら、
「あっち行って!」
みたいな態度を取ってしまいがちです(取りました…)。

せっかく家にいるんだから、そのメリットを生かして落ち着いてのんびり仕事をすればいいのに。




■ 幽体離脱的に職場に行ってしまった自分を家に呼び戻そう



この「体は家にいるのに頭は職場に飛んでっちゃってる」状態、強力で怖いです。

洗脳とか心霊現象とか三途の川を渡る夢とか、そんなことも説明できるんじゃないかと思ってしまうほど。

全員それぞれの自宅に居るのに、まるで自分以外はオフィスで集まっているように感じることもあるし、オフィスのファイルキャビネットはもう半年以上触れていないのに、パソコンの共有フォルダがまるでそのキャビネットに繋がっているような感覚すらあります。

まさに仮想空間。

まるで幽体離脱のように仮想空間に行ってしまった魂を、体のある自宅に呼び戻さなければいけません。

これはカウンセラーが言っていたことですが、職場でイライラ度100%のときに深呼吸やプチ瞑想をしてもイライラ度は80%ぐらいにしかならないので、朝から数時間おきに、イライラ度が低いうちから深呼吸やプチ瞑想をした方が良いそうです。

そのことからも、1~2時間おきに1分か2分、自分のために時間を取って、自宅にいるんだ、あわてるな、と思い出すのはアンガーマネジメント的にも効果がありそうです。



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September 25, 2020

老眼鏡は英語で何?

 

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■ 最近老眼がつらい

最近老眼がつらいです。

手書きの手帳でスケジュール管理をしていますが、どうも目が疲れて、頭が痛くなって、肩が凝ります。

机の上を見る距離すらもピントが合わなくなりました。

老眼になったことのない人に説明すると、

指を目のギリギリのピントが合わない距離まで近づけてずっと見続けて頭が痛くなってくる

みたいな状態です。

元々近視なので眼鏡がないと遠くは見えない、なのに眼鏡をしたままだと近くが見づらい。

なので手書きの時には眼鏡を外します。メンドクサ。



■ 老眼と言うのは難しい

この「老眼はつらい」という話を英語で説明したいのですが、「老眼」という言葉がなかなか覚えられません。

また僕の周りだけかもしれませんが、老眼の話題をするときも、同世代の人達も「年寄り」とか「老人」とかという言葉を出しません。

“私も年取ったもんで”という意味合いの話で、自虐でネタっぽく「手元が見えづらくなった」「眼鏡が必要」と年を取ったことを示唆しているのに、必ずしも老人を表す言葉は使っていないように感じます。  

辞書で見ても「これ!」という1語ではなく、たくさんあるようです。

気のせいかもしれませんが、英語圏では(もしかしたらカナダだけかも)あまり年齢を表す直接的な表現はしないというのも影響しているのかもしれません。

日本は芸能ニュースでも

「女優・◯山◯子(55)が舞台挨拶」

のように年齢が関係ないニュースでも年齢を出したりしますし、履歴書にも年齢が必須だし、初対面でも敬語を使うかの判断のせいかカナダほど相手の年齢を聞くのが失礼ではなかったりしますよね。



■ 老眼と言わず老眼鏡と言おう

というわけで「老眼」が何か辞書的な言葉しか知らず(それも多すぎて曖昧)、カナダで、しかも老眼世代がたくさんいる職場で、「老眼」という言葉を耳にしないので、僕は自信を持って

老眼がキツイ

と英語で言えまずにいます(老眼だとは自信を持っている)。

とはいえ自分の周りの人の会話の中でズバリ「老眼」とは聞かないものの、「老眼鏡」という言葉はよく聞きます。老眼鏡は

reading glasses

というので、

「私は老眼です」

という代わりに

 I need reading glasses.

と言って逃げることが出来ます。



■ 英会話力は言い換え力


試験対策で語彙増強に励んでいる方が聞いたら卒倒しそうな言い草ですが、スムーズに会話を進めるには言い換えられる瞬発力も大切です。

と、うまいこと言っていますが、早く「老眼」とっさに英語で言えるようになりたいです。

しかも、僕の場合は近視なので、I need reading glasses ではなくて、

I need to take my glasses off to read

というように、近くを見る時には眼鏡を外さなければいけないのです(知らんがな)。


英会話で老眼といえば、某海外ドラマで Logan (ローガン)という登場人物が名前を呼ばれるたびに「老眼!老眼!」って思ってました(なんのこっちゃ)。

 






September 23, 2020

羽織るコートを英語で言うと

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風が冷たくなって、落ち葉が目立つようになるこの季節になると、毎年若い頃の記憶が蘇ってきます。

そう、デパートに出店しているテナントで働いていた頃の、毎年10月のスーツキャンペーン、11月のコートキャンペーンのことを。

(25年前の話です…)

昔は、スーツにコートがサラリーマンの定番の通勤着だったと思います。よく売れてました。

今はカナダ(のとある町)では銀行やお役所でもあまりスーツを着ている人を見なくなりましたが、日本はどうなんでしょうか。ブランドショップも百貨店もどんどん撤退してるようですね😢






さて、英語の coat には羽織るコートの意味もあり、辞書で見ても、ネットで検索してもそう説明があり、coat で画像検索をするいわゆるコートの画像がたくさん出てきます。


ただ、個人的に coat と言って通じないことがたまにあるので、教科書や参考書には載っていない、ズルいコートの言い方をお教えしたいと思います。

※「お教えしたい」って誰目線

おすすめポイント①:すべてジャケットと呼ぶ


自分を含め、日本人の中高年以下はコートをジャケットと呼ぶことには抵抗があるんじゃないでしょうか(気のせい?)。

それからブルゾンやジャンパーはジャケットではないという事実に同意していただけると思います(笑)。

ですがカナダでは(というか僕の周りでは)、コートでもブルゾンでも革ジャンでも何を着ていても、
  • I like your jacket 
  • Don't forget your jacket.
などと言われがちです。

確かに coat という言葉はあるし、英語の雑誌でもオンラインショップでもコートの商品紹介には coat と表示してあるけれど、日常会話ではすべてひっくるめて「上着 (jacket)」と言うほうが多いようです。

これはコートはコートときっちり分ける日本人も、素敵なコートですねと言う時に「素敵なピーコートですね」とか、帰り際にコートを忘れないように言うときも「帰る時にダッフルコートを忘れないでね」などとわざわざ種類までは言わないようなものかと最近思うようになりました。

なので、
  • コートって英語で coat でいいの?
  • これはコートと呼べる?むしろブルゾン?ブルゾンって英語で(以下略)
のように迷ったらジャケット(jacket)と言ってしまうのがおすすめです。



おすすめポイント②:コート単体を避ける



検索すればいろいろ出てきますが、繰り返しになりますが coat は日本語の「コート」同様、羽織るあのコートなので、coat と言えば通じるハズです。

ですが、coat というのは意外と発音が難しく、我々ノンネイティブは気を抜いていると coat, caught, call, go, goat...などなど、似た発音の言葉になってしまうのかなんなのか、聞き返される恐れがあります(言う方だけではなく、聞き手側が気を抜いているのが問題なのかもしれませんが)。

なのでなるべく◯◯コート、例えばウィンターコート、ピーコート、GAPで売ってるコート、今年の新作コート…のように、「コート」単体で言うのを避けると、例えあなたの coat の発音(または相手の聞き取り)に難ありでも、前後関係から聞き取れなかった部分を推測してもらえるかもしれません。

発音以外にも coat というのはいろいろな意味があるせいか(コーティングの意味とか)、正しい発音で言っても文脈関係なく突然言うと今度は意味の面で通じないこともあるので、やっぱり「◯◯コート」と言うのがおすすめです。


 

日本に居た頃は冬といっても関東はせいぜいマイナス2~3℃ぐらいにしかならなかったのでコートは着ているうちに暑くなってしまった印象ですが、逆にここカナダ某所では日本で売っているようなウールのオシャレなコートでは風は通すわ雪でびしょびしょになるわであまり実用的ではありません。こちらではスキーウエアのようなジャケット(ジャンパー、ブルゾン)を着ている方もよく見かけます(スキー場のような場所に住んでます…)。

あとオシャレなコートは細身でお腹が出てると着れないのでダイエットがんばります(なんのこっちゃ)。


September 22, 2020

英語で Expedite の意味

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先日仕事で自分宛に届いたメールを「こんなこと言ってます」と読み上げることがあって、同僚たちが聞いている所で expedite という言葉を言う機会がありました。

実は自分で意味がわかってなかったので、ちょっと冷や汗ものでした。

でも冷汗はその場限りで、調べることも忘れてしまっていました。





そのことがあってからすぐのこと。

別の人が同じくその人宛のメールを読み上げて、expedite という言葉を言っていました。





2回も連続でできたのも何かの縁。その場で辞書で調べてみました。


英英辞書の検索結果→ dictionary.com
和英辞書の検査結果(アルクさん)→eow.alc.co.jp


「早める」という意味のようですね。

前述の例文、要は「依頼したことの処理を早めて下さい」という事だったんですね。

そう言えば確かに
なんとか早めてもらえないでしょうか 
みたいなメールでした。




“実行してください”みたいな意味かと思ったら“処理を早めて下さい”みたいな意味だったんですね。

普段はソフトウエアとにらめっこしてるような仕事だから、単語の1つや2つ知らなくてもなんとかなってるんですよね。

またもやマメに辞書を引かなければと思った出来事でした。