October 20, 2020

ゆるくマルチタスク

 



■ マルチタスクは職場で求められることの1つ


マルチタスク、multitasking は求人票にも書いてあるぐらいカナダでは(そしておそらく英語圏の他の国でも)求められることのひとつです。

マルチタスクなんて数値化できることじゃないのにね。

面接でも、今までに経験したマルチタスクの例を聞かれるかもしれません(僕は聞かれたことはありませんが)。

例えば電話をしながらメールとか(先方に失礼?)、複数のプロジェクトを同時進行で掛け持ちとか?


■ でも1つ1つ片付けたい


というように、出来たらすごい、むしろ社会人なら出来て当たり前、なマルチタスクですが、一度にあれもこれも出来ませんよねぇ。

それでも作業中に別の案件を頼まれて引き受けないと、仕事が出来ない人と言われそう。

聖徳太子じゃあるまいし、同時に10人の話を聞くことはできません。

仏教だって、今この時、1つ1つのことに集中しなさいという教えだそうじゃないですか(そして座っている事、呼吸していることに集中するのが座禅)。

なんか個人的にはあんまり良い印象がないんですよね、マルチタスクって。


■ 毎日1万歩達成のコツ


これはマルチタスクと言えるかどうかはわかりませんが、あるときふと気づきました。

腕時計型の、脈拍等も図れる万歩計(つまり Fitbit)をつけて歩数を計っているんですが、1万歩を達成するには1時間ぐらい歩かなければならず、歩き終わる頃には足が痛くなります。

ですが、ウォーキングも朝昼晩と3回に分けて歩くと、全然大したことないんです。足も痛くならず1万歩達成です。

歩いているときは他の事はしないのでシングルタスクですが、1日という大きな単位で考えると、ウォーキングも雑用も仕事も夜には終わってるんですよね。

なので、ウォーキングが終わってから仕事、とか、仕事が終わってからウォーキング、のように1つ1つ終わせることに拘るよりも、

「仕事の日に朝に(昼に)ちょこっとウォーキング」

と仕事の時間もウォーキングの時間もどちらも同時進行で進めているイメージをすると、それもある意味マルチタスクなのでは、と思います。


■ 意外とやってるマルチタスク


メールを作成している最中にチャットが入ってくると頭がちゃんと働かなくなりますが、「メールやめてチャット」と頭を切り替えてシングルタスクとして、でもメールとチャットが同時進行で動いているイメージをすれば、安心してチャットに集中できるのではないでしょうか。


このブログも、日を設けて書いているわけでもなければ記事ごとに一気に書いているわけでもなく、ちょこっと書いては別のことをして、また戻って続きを書いています。

料理もそうです。僕はそもそも自炊はあまりしないんですけど、一気に何時間も台所に立つ代わりに、野菜を切る、お湯を沸かす、などなど、他のこととちょこちょこ同時進行でやっています。

同時進行という意味では、これもある意味マルチタスク。このように考えると何事においてもハードルが下がると思いませんか?思わない?


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October 19, 2020

職場に窓って必要?




窓際争奪戦に興味はない


「この席は窓際だから陽が差して良いですね」

なんて職場で誰かのデスクについてのコメントを聞くと、まぜ窓際だから良いのかいまひとつ理解できませんでした。

紫外線にいちばん晒される席だし、見晴らしの良い高層ビルにあるオフィスなんかじゃないし、どっちにしろ仕事中は忙しくて窓の外なんか眺めてる余裕ないし。

数年前にオフィスが移転になり席を選べることになったときも、僕は窓際は選びませんでした。

でもカナダ人の同僚たちの間では、プチ“窓際の席争奪戦”がありました。



やっぱり窓が好き


そんな“オフィスの窓はあってもなくてもどっちでも良い派”な自分でも、窓のあるオフィスって良いなぁと思うことがあります。

もう10年以上通っている歯医者はビルの中層階にあり 受付を終えて通されるのは大きな窓のある見晴らしの良い診察室。丘陵地帯に立つ住宅地を見下ろす形になります。

先生を待つ間、晴れた日には下界に広がる木々の緑を、曇りの日は空を覆いつくす灰色の雲を、寒い日には雪の降り始めなどを見ているわけです(診察中は天井しか見れませんが)。

歯医者以外にも、今まで訪問した色々なオフィス、例えば役所、心理カウンセラー、銀行のファイナンシャルプランナーなどなど、窓があると清々しい気持ちになります。逆に窓の無い部屋に、これから堅苦しい話をする担当者と2人きりになったら、きっと気分的に窮屈ですよね。


窓辺に座って外を眺めてる


在宅勤務になって半年以上経ちましたが、ずっと窓なんかいらないと思っていた自分が窓から見える景色に癒されていることに気付きました。

別に見晴らしの良い高層マンションに住んでいるわけでもないし、海が見える窓辺があるわけでもなく、湖畔に立っている家でもありません。ふつうのアパートです。

窓も、そんなに大きくありません。下から上に持ち上げて開ける、北米にありがちな窓です。

それでも仕事中ふと目を外にやると、晴れの日は青空が見えたり、雨や曇りの日は見る度に変わる空模様が見えます。街路樹の色だって春から夏、そして秋と、季節ごとに綺麗な葉の色が楽しめます。

(…街路樹の葉の色に癒されるなんて、年を取ったものです)

特に雨の日は、窓を打つ雨や濡れていく木々や道路に風情を感じるだけではなく、室内に居れることのありがたみを本当に感じるのです。

(こちらで降る雨は風を伴う事が多く、傘が役に立たずにバス停から家までの距離でずぶ濡れになってしまうので)


職場に窓があったらうれしい


大昔にデパート勤務で配属フロアに窓がなかったことがありますが平気でした。商品を照らすためのスポットライトが至る所にあったからかもしれません。

でも今また窓の無い職場に配属されたら、自然光が恋しくなるかも。

日本で外国人英語講師と仕事をしていた時、彼らよく “fresh air” が欲しいと言って窓を開けるなり外へ出るなりしていましたが、きっとそんな風になるかもしれません。

当時は日本人の同僚と「フレッシュエアーってw」などと彼らの行動を奇妙に思っていましたが、今ならわかります…。

カナダに住んで自然が恋しくなったのか、それとも年を取って自然を愛でるようになったのか。

多分後者ですね。昔は家にいるのはつまらないと思っていましたが、今では開けた窓のそばに椅子に座って外を見ながらコーヒーを飲むのが至福の時ですから。縁側でお茶を飲むのと一緒!って何の話!






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October 15, 2020

セット・コンボ・バンドル

 



アマゾンのプライム・デー、カナダも日本と同じ期間だったようですね。

厳密に開始日と終了日が同じだったかどうかはわかりませんが、少なくとも同時期だったようです。

僕もプライム会員なので暇さえあれば amazon.ca を見漁っていました。

そこでセット販売されているものが目についたので、「set」という単語についてまた書いてみようと思います。

前回→セットは英語でコンボです




◯◯セット、と声に出して言う状況は、たいていメニューや商品名など、お店側がつけた「◯◯セット」という名前を読み上げる場合だと思います。

というわけで現地に住んでいる場合はセットでもコンボでもお店がつけた商品名をそのまま読めば良いのですが、ここでは

オンライン英会話などで先生に買い物の話をするときにセット、コンボ、バンドルの使い分けをするときに役に立つ

…かもしれない内容にしていきたい思います。




セット一言で言っても、英語の場合状況に応じて違う単語になります。

  • レストランでの“セットメニュー”のセットは英語で combo
  • タオルやシーツや食器などのセットは英語でそのまま set 
  • 家電量販店などでデジカメ+カメラケース+メモリーカードのセット販売のセットは英語で bundle 

と言うように少なくとも三つの言い方があります。


乱暴に言ってしまえば、

  • ハンバーガーやランチメニューなど、食べ物は combo
  • タオルやシーツ、食器、工具など、家庭用品は set
  • デジカメやパソコンなど、電化製品は bundle

と覚えてしまって間違いないと思います




もしあなたが英語で日記を書いていて、この場合はどれに当てはまるんだろう、と迷ってしまったら、次の言い換えはどうでしょうか。

  • 「組み合わせ」は combo
  • 「お揃いの一式」は set
  • 「セット販売」は bundle


以下ちょっと詳しく説明してみます。




  • 「組み合わせ」は combo
単なる組み合わせなので、ハンバーガー・コンボのドリンクはコーラでもスプライトでも自由に組み合わせられます。ポテトをサラダに変更することができるかもしれません。
  • 「お揃いの一式」は set
一式なので、シーツ、ボックスシーツ、枕カバー2つ、全部同じ生地で、お揃いの柄で、どれか一つだけ違うものに変えることは難しいと思われます。そしてもちろん全部同じメーカーで作られています。
  • 「セット販売」は bundle
ケースや接続用のアクセサリーなどを一緒に買うと安く買えるけど、単品でも購入可能です。そして同時に買うと安くなるそのケースやアクセサリーは同一メーカーではありません、bundle というのは束という意味なので、色々なメーカーの別々な商品を輪ゴムで括って販売しているイメージです(個人の感想です)。


以上、いかがでしたでしょうか。

参考にならなかったかもしれないけど、ざっくりとしたイメージだけでもつかめていただけたら幸いです。



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October 14, 2020

カナダのハロウィンって






お子さんがいるご家庭ではコスチュームを考えたり行事に参加したりと準備する事がたくさんあるかと思いますが、今回は“海外就職”というテーマで、単身カナダに渡ったらハロウィンはこんな感じだったというのを書こうと思います。

■ 職場


在宅勤務ではなくオフィスで働いていた頃ですが、毎年10月31日は職場にもよりますが半分以上は仮装していました。

事前にみんなで打ち合わせする場合もあれば、出勤して初めて誰が仮装をしているのかを知る場合も。

仮装しない人でも、帽子のように簡単に着脱可能なアイテムを朝だけ身に付けていたりしっていました(魔女の帽子、頭にナイフが刺さって見える帽子、猫耳、など)。

ちなみに僕はミニマリスト見習いで私服の制服化(同じような服ばかり着る事)を何年も前から検討しているぐらいですから、1度しか着ないようなコスチュームを所有するなんて考えられず、ハロウィンに仮装したことは1度もありません。




■ 店


スーパーマーケットも上記の職場と同様、従業員は半分以上は仮装しているような印象です(言い換えれば仮装していない人もわりと目立つ)。

こちらも本格的なメイクなどではなく、被るだけの帽子や、制服の上に羽織れるような、簡単に脱着可能な仮装がほとんどです。

接客業でも仮装を許可している職場が多いということですね。

バーやパブなど、夜に営業しているような店は、客も店員も仮装で、むしろ仮装なしでは行きづらいと思います(個人的にはハロウィンの夜に行ったことはありません)。

10月31日が平日の場合、その直前の週末が例年バーやパブの書き入れ時のようです、少なくとも去年までは…。





■ 一軒家


一軒家の一部屋にルームメイトとして住まわせてもらったことがありましたが、その時には同居人が個包装の飴やチョコレート菓子を用意しておいて、ドアをノックしてやってくる仮装した子供たち(大人同伴)に渡していました(子供たちは Trick or treat! と言ったり言わなかったり)。

おそらく普段から近所付き合いのあるエリアに限られ、ランダムに知らない人の家にお菓子をもらいにはいかないようです。



■ アパート・マンションなど


アパートもマンションも英語ではアパートメントと言いますが、そういう集合住宅では不審者対策がとられています。

「お菓子はマンションのエントランスで管理人が配りますのでトリック・オア・トリートで呼び鈴がなってもエントランスのオートロックは開けないでください」みたいな通達があったのを覚えています。

また「うちのマンションはハロウィンはやりません!」みたいな通達もあったような気も(覚えていません…w)。

お菓子をもらいに家を訪問するのは、おそらく子供がいるお宅同士、ご近所さん同士でやるもので、単身者が多いマンションなんかには来ないのかもしれません。


■ これからの生活様式



以上は、僕個人が経験した去年までのハロウィンです。

今年は多くのことがリモートに置き換わったように、今年の、そしてこれからのハロウィンはどうなるかわかりません。

10月31日にはオンライン会議で仮装した姿を見せるなんて人もいるかもしれませんね。

ただ、1ドルショップ、生活雑貨店、オンラインショップなど、ハロウィン用の部屋の装飾グッズを販売する所は今年も豊富な品揃えですので、個人的にはコウモリやかぼちゃの置物、マグカップなどを毎年増やしていこうと思っています(知らんがな)。



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October 11, 2020

サンクスギビングって何


 

これを書いている今日は、Thanksgiving Day で週末3連休です。

個人的には 15回目の Thanksgiving Day になります…って、検索で来てくれた方にはどうでもいいですね。

日本語では感謝祭とかサンクスギビングなどと言われているので、

  • 感謝祭
  • サンクスギビング
  • Thanksgiving 

などのキーワードで検索すると、その由来や、カナダだけでなくアメリカや他の国の Thanksgivingについてもいろいろ見つかりますので、そちらをご参照頂くとして、このブログでは

  • 日本生まれ日本育ちの日本人が見た
  • カナダのとある町の
  • ごく限られた交友範囲の
  • 招待して頂いた数件のご家庭での思い出

という、超個人的な意見をご紹介しようと思います。

などで「これがカナダのサンクスギビングだ!」ってわけではありませんが、参考になれば幸いです(何の参考…)。



  • 祝日の1つ
    • Thanksgiving Day は、カナダの祝日の1つです。
    • カナダの祝日は全国一律のものと州によるものがありますが、これは全国的な祝日です。毎年10月の第2月曜日とされているので、◯月◯日と決まってはいません。
    • 日本の「体育の日」が10月10日ではないのと似てますね。
  • 由来等はググって
    • 前述の通り、由来や目的等はGoogle等で検索してみてくださいね。
    • 僕の個人的な解釈では、秋の収穫に感謝する日だと思っています。
  • カナダは10月、アメリカは11月
    • カナダは10月ですが、アメリカは11月のようです。
    • 英語の先生が色々な国から来ている、なんて場合には気を付けないといけませんね。
  • ターキーを食べる日
    • サンクスギビングはターキー(Turkey、七面鳥を食べる日です。
    • 個人的には、過去15回、1人きりで過ごした年以外、ターキー以外を食べた記憶がありません。大学の寮の食堂もターキー、ルームメイトが作ったのもターキー、友人の実家にお呼ばれしたときもターキーでした。
    • ベジタリアンでさえターキーに準ずるものを食べたいのか、ベジタリアン向けに形がターキーに似せたレシピもネットでは見かけます。大豆ミートや豆腐を使ったレシピはもちろん、七面鳥の丸焼きならぬカリフラワーの丸焼きなんてものも!
  • 日曜日にディナーが多い
    • クリスマスディナーは例外なく12月25日の夕飯ですが(24日じゃないよ)、サンクスギビングディナーは家庭によって必ずしもサンクスギビング当日(月曜日)ではないようで、日曜日の昼~夜が多いようです(ちなみに英語の「ディナー」は夕飯に限らず昼食にも使われる)。
    • クリスマスのように◯月◯日と決まっているわけでもないし、何より翌日の火曜日は平日なので、帰省している人はサンクスギビン当日(月曜日)は遅くまでゆっくりしていられない場合もあります(苦しくなるほど食べたあとに運転は危険!)
  • クリスマスも同じようなメニュー
    • ターキーディナーは実はクリスマスディナーでもあります。クリスマスも友人宅や友人の実家にお呼ばれしたりしてますが、どのご家庭でもクリスマスもほぼターキーです。
    • ただ、クリスマスの場合はターキーのみではなく、ハム(「天空の城ラピュタ」に出て来るような肉の塊)も定番の1つのようです。
    • ターキーに付き物なのはスタッフィングという詰め物。お代わりとして別皿で出されたりもします。
    • 日本ではなんでも炊いたご飯がつきますが、ターキーディナーでご飯のように出されるのがマッシュドポテト。
    • 付け合わせの野菜はもちろん家庭によって違いますが、個人的によく見るのがマッシュドにんじん、マッシュドかぶ、マッシュドスクワッシュなども
  • パンプキンパイ
    • サンクスギビングやハロウィンなど10月といえばカボチャのイメージですが、デザートは必ずしもパンプキンパイではないようです(ターキーほど“絶対”ではない)。
    • それでもサンクスギビングの連休前のスーパーのベーカリー部門にはパンプキンパイが高く積まれます。
    • 日本のカボチャは北米でパンプキンと呼ばれるものとは品種が違うようです。


サンクスギビングの事についてというより、サンクスギビングディナーの事を長々と書いてしまいましたね。いつかカナダでサンクスギビングディナーにお呼ばれする人の心の準備の役に立つことを祈ります。


* * *


この記事に使う画像をいろいろ探していたら、庭を駆け回る七面鳥の画像と、丸焼きになった七面鳥の画像が出て来て、いたたまれない気持ちになりました…。

自分はもともと肉は好きではないし、むしろ豆腐とか大豆ミートとか好物だし、そもそも七面鳥はカナダに来るまで食べたことなかったから好物でもないんですよね。

とはいえお呼ばれしてターキーを断るのも失礼。いや、実際はカナダでは◯◯は食べられないと告げておくのは失礼には当たらりませんが、やっぱり気を使われるのは自分は面倒くさい。

しかも帰省できない友人同士で集まるような、少人数での食事の場合、ターキーが余ってしまうのも困ったもの(しかも残りをサンドウィッチなどにするようなマメなホストじゃなかったりする)。

来年は、いや、今年のクリスマスは、自分の分は自分でカリフラワーの丸焼きでも持参するぐらいのことをしようかと思っています。

…って何の話⁉







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カナダのアマゾンプライムに加入してみた



■ ようやく僕もアマゾンを頻繁にようになった


カナダ在住なのでアマゾンといっても Amazon.ca の話です。

以前は近所の店で売っていない物を買う時のみやむを得ず使っていましたが、最近は頻繁に利用するようになりました。

その理由はズバリ、配送の受け取り

元々カナダの宅配便サービスは日本のように時間指定が出来ないので、利用をためらっていました。

ところが在宅勤務になり、平日の昼間も家に居るようになり、さらにこのご時世で“置き配”をする運送会社が増えて、気軽に注文できるようになったのです。


※置き配は盗難のリスクがありますが、絶対ウチに来ていないのに不在届を置いていくのを繰り返されるよりマシです。それをやられたときは永遠に受け取れないかと思ったヨ。



■ アマゾンプライムで驚きの速さに


日本のアマゾンもそうだと思うのですが、色々な特典が付く“アマゾンプライム”のお試しキャンペーンがありました。

実はこれ、数年前、まだやむを得ない時にしか利用していなかった頃にも利用したことがあったのですが、なぜかまた利用できるようになっていた、というか注文の度に勝手にプライムの利用になっていたんです。


注文の度に適用されるプライムの fast shipping。うちはバンクーバーから飛行機で5時間、トロントから飛行機で2時間もかかる田舎なので、ネットで買い物をすると配送まで1週間や2週間かかるのが当たり前でした

それが 2-day shipping でたったの2日。しかも送料無料

調べてみたら same-day shipping も適用されるエリアみたいですが、商品によるんでしょうね、まだお目にかかったことはありません)。

非プライム会員でも、一回の買い物が $35 を超えると送料無料ですが、無理矢理買わない 対象商品に限られたり、1~2週間かかったり、何かと制限がありました。

それが、月 $7.99で、細かい買い物も何度でも急ぎの配送が頼めるようになりました。ホント便利。


■ プライムビデオはわりと見れる


こんなブログで書くまでもなく、プライム会員の会費は配送だけではなく、定額の動画配信サービス、音楽配信サービス、電子書籍サービス等があるのはみなさんご存知だと思います。

しかしそこはアマゾン・カナダ。日本語のコンテンツはあまりありません。無いわけではありませんが、音楽はもう数えるほどしかありません。書籍は今の所、日本語のコンテンツは見かけていません…。

ですが、プライムビデオはわりとよさげです。なんと、テレビアニメの「キャッツ♥アイ」が、1984年版と 1985年版、主題歌もエンディングもそのままに全は完全配信!

もうそれだけで契約する価値があります(アラフィフホイホイ…)。

※「シティーハンター」はありませんでした。


■ 写真のストレージも!


その他にもゲームが出来たり会員限定のセールがあったり写真のストレージAmazon Photosが容量無制限で利用出来たりするようなのです。

僕はゲームはやらないし写真は Google Photos で間に合っているので使うかどうかわかりませんが、配送サービスや動画・音楽配信サービスに加えてのこれらのサービスは太っ腹すぎます。

今回のお試し期間が終了後は、いきなり年間契約にしました(毎月払うよりお得)。

ということは、いくら写真の保存が無制限でも、もし来年更新をしなかった場合は自分で保存した写真が見れなくなってしまいます。それはそれで年に一度、写真の整理をする良い機会になりそうですけどね。

■ まとめ


カナダのアマゾン・プライムでは日本語の音楽、書籍はほとんど無いよ!






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October 10, 2020

英語を勉強して後悔していること

 





■もっと毎日を味わえばよかった


普通に英語音声の映画を見ている時とか、SNSで流れて来た英語の動画にクスっとした時とか、長いこと英語を勉強してきて良かった、と思う瞬間があります。

でも、英語の勉強をして後悔することもないわけではありません。

もっと毎日を楽しめばよかったなー、と思うのです。

目的地まで行くのを焦り過ぎて、目的地までの道のりを楽しめなかったという後悔。



■まだ足りないという呪縛


とくにワーホリから帰ってきてからカナダに再渡航するまでの約4年間は、常に時間が勿体ない、英語の勉強をしなくては、と思っていて、仕事をしていても遊んでいても

「こんなことをしている時間はないのに…。英語の勉強をしなくちゃいけないのに…。」

と思っていて、かといって英語の勉強をしている時はしている時で

「こんなペースでは何年やっても上達しない…」

と思っていました。



帰国後に再就職してからも、ぼんやりと、数年働いたらまたカナダに行きたいと考えていたので、

もっと英語を勉強しなければ

もっと節約しなければ

という“呪縛”により、生活を楽しめていませんでした。




■2003年の楽しかった思い出は何?


今思えばもっと日本の生活を、30代を、家族との会話を楽しめたはずなのにと思うのです。

そしてテレビもあまり見ず、音楽も聴かなかったせいか、その4年間の記憶はあまりありません…。

もちろんその期間があったので今カナダで働くことができているわけですけど、SNSで残業のあと帰宅してそれから英語の勉強をしている人の投稿を見ると、今この瞬間を楽しむのも忘れないでね、と思います。



■あの頃の記憶がない、と言わないためにも写真を撮っておけばよかった


英語の勉強しかしなくて後悔していることは、写真を撮らなかったことです。

写真を見たら、一瞬で当時の記憶が蘇ったりしますよね。

15年近く経った今、もし当時使っていた教材とか、電子辞書とか、勉強しながら食べていたお菓子とかの写真があったら…。


写真判定じゃないけど、ビュンビュン過ぎていく時間の一瞬を写真で切り取っておいて、あとで眺めていたら、“当時の記憶が無い”なんて今頃言っていないはず。


あぁ、写真を撮っておけばよかった。撮った写真も捨てなければよかった。

…って、今考えたら当時はデジカメじゃなくて現像する写真が主流だったし(つまり撮った写真を見るまで時間もお金もかかる)、デジカメにしたって画素数が低くて画像の粗い写真しか撮れなかったんでした。




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October 9, 2020

これが令和のマーケティング

 





最近、通販で買った所からダイレクトメール(以下DM)がバンバン届きます。

DMといえばハガキでしたが、最近はメールが主流になりましたね。

セールやキャンペーンのお知らせ以外にも、具体的な商品の広告がメールで紹介される時代。21世紀ですなぁ。

たとえばアマゾン。とりあえず商品を検索して、ひとしきり迷って、また後で考えようとして忘れていた商品が、関連商品とともにDMとして送られてくる。

そのDMを見ると、

「そうそう、そういえばそろそろ◯◯買わなきゃなって思ってたんだっけ」

と、忘れかけていたことを思い出したりします。





僕も昔は DM を出す仕事をしていました。

といっても大昔なのでハガキです。

アパレルブランドで働いていたので、お得意様名簿を元に、新シーズンの立ち上がりだとか、キャンペーンだとか、セールなどをお知らせしてました。

DM に限りませんが、当時は接客業で大事なこととして、

  • お客様のお名前を覚えろ
  • 自分の名前をお客様に覚えてもらえ
  • 印象に残る接客を
  • マニュアルを超えたサービスを
  • 個人個人に合わせたサービスを
のようなことがどこの研修でも言われていたので、DM は当然手書きでした。

接客マナー界隈では、お客様を一人一人覚えていないと書けないようなことを書くのが良いとされていたので、「◯◯様こんにちは」とお客様の名前を書くのはもちろん、「先月お買い上げいただいた◯色の◯◯に合うような◯◯が入荷しました」と必死で覚えてますアピールをしていました。もちろん自分のフルネームを添えて。




毎日のようにスマホに届くDM ですが、もしこれが、個人名の販売員さんからの顔が見えるDMだったら…。

もしこの頻度で手書きのハガキが来たら…。

または一斉メールではない、自分と店員さんしか知りえない(※)、思いの詰まったメールが来たら…。

※接客時に話した他愛の無い話、たとえば近々友人の結婚式がある(だから服を買いに来た)、通勤は電車(だからこの冬はコートを買う予定)、など

きっと店員さんと自分という一対一のプレッシャーを感じてしまって、検討するしない以前に、距離を置いてしまうと思います。



そもそもオンラインショッピングは、

  • 店員のプレッシャーを感じることもなく、
  • 家にいながら
  • 閉店時間を気にすることもなく
  • 比較検討が容易な

スマホ1つで利用できるサービス。

根性論、やりがい詐取、社畜…など、昭和の害悪を一掃できる、今の時代にピッタリだと思います。


そういえば、昔は個人情報保護法などなかったので、DM書きは家でやらされました…。つまり本名、住所、電話番号などの個人情報が書いてあるお得意様名簿を店員が自宅に持ち帰っていたのです。通勤電車に置き忘れてしまう恐れもあるのに…恐ろしい。

在宅勤務扱いになるわけでもなく、勤務時間外勤務でした。投函日に間に合わせるために帰宅後に疲れている中書きましたが、前日が公休日だと

「明日は休みだからゆっくり書ける、ラッキー!」

とさえ思っていました…洗脳されてました(汗)。




店員の執念(?)や、客の店に対する義理人情を利用するのではなく、機械が閲覧履歴などから勝手に個人個人に合わせた内容のメールを送るという、ドライで、でも痒い所に手が届く、まさに令和の時代のマーケティングだなと思いました。



ちょっと前までは「まさに21世紀」などと言って近未来感を出していましたが、21世紀になってもう20年経つんですね(正確には19年?)。


21世紀になって20年というパワーワード…。


“令和のマーケティング”ではなく、“平成時代に勤めていた会社の恨み”になっちゃいましたね。テヘペロ。


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October 7, 2020

ブログを5年間続けた結果

 


■ 気付けばブログも6年目


よく考えたらこのブログを始めてもう5年ぐらい経つから5周年になったら記念の記事でも書こうと思っていたらもうとっくに6年目、しかもあと2ヶ月でその6年目も終わり…。

なんということでしょう。基本放置で全然大事にしてこなかったので、すっかり忘れていました。

毎日更新しているわけはないとはいえ、もう6年もやってるんです。なのにこの文章力。ここ20年ほど、英語ばかり勉強して日本語の本はほとんど読んでいないので仕方が無いですね(開き直り)。

そういえばブログのタイトルを改名したので、意図せず6年目からのリニューアルとなりました。今後はもうちょっと英語以外のことも書いていこうと思いますので、どうぞよろしくね。



■ 人気ブログになれなかった



始めた当初は、人気ブログになってたくさんの人に読まれて個人が特定されたら困ると思いあまり自分の職歴などは書かないようにしていましたが、そんな心配は無用でした。

6年近くやっても恐ろしいほどの低いアクセス。

なぜか毎日アクセスが絶えない記事が2~3ありますが、それはほんの一部。

それでも基本的にはぼちぼち検索から来てくれる方と、SNS経由で「読んだよ~」と言ってくれるフォロワーさんに支えられて細々とやっております。




■ ブログを5年間続けて感じたメリット



さて、人生変えちゃうブログにはなりませんでしたが、いくつかメリットと思えることはあるので、書き出してみました(順番は関係ありません)。

  • ツイッターで書ききれないことを言える
  • 誰かの役にたってるかもしれない期待
  • 他のブログにお邪魔する時の名刺代わり
  • 文章作成の練習
  • 写真の見方の練習
  • 日本語力のキープ 
  • タイピングの練習
  • 音声入力を覚える
  • 時間の有効活用
  • ホームオフィスの投資の言い訳
  • 週末の時間の有効活用
  

■ ブログは財産


いろいろな所で言われていますが、やっぱりブログは財産です。

なぜならば、1日や2日では何百という記事は書けないから。

その中にはいつか急にアクセス数が増える記事が眠っているかもしれない。
日々の積み重ねによって蓄積された多くの記事が名刺代わりになるかもしれない。

過去には気が変って(急に過去に書いたことが恥ずかしくなったりする)突然ブログを消してしまったりしていましたが、今度は消すようなことはなさそうです。

そして、ブログを5年間続けた結果はこちら:

  • ちょっとタイピングが早くなった
  • ブログに時間を割くために雑用をテキパキこなすようになった
  • 時間の使い方を見直すようになった
  • SNSのフォロワーさん達とちょっと込み入った話が出来るようになった
  • 一方的に読むだけだったブログにコメントをするようになった
  • 音声入力の方法を覚えた
こんな感じです。



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October 6, 2020

ドリルダウンは便利な言葉

 





ソフトウエアの使い方の研修で、ここをクリック、次はそこをクリック、みたいなことを言われていたときのことです。

何かちょこっと小細工をしたいときって、メニューバーからオプションを表示させていろいろやるじゃないですか。

そうやってどんどんオプション画面を出しては進む場面で「drill down」 と言われたのです!

うん、確かにどんどんドリルで掘り下げていくイメージ!




ドリルダウンという語感は分かりましたが、日本語で何と言うのか気になって辞書で調べてみました。

するとどうやらドリルダウンというカタカナのそのままの言葉がパソコン用語として存在するようなのです。

Windows 95を使い始めた頃からパソコン用語は疎いので、そんな言葉知りませんでした。

いや、Windows 95から使い始めてるんだから、今の20代よりはパソコン歴はよっぽど長いです。でもやっぱりデジタルネイティブにはかなわない。

英語歴も同じですね。

もう20年以上英語を勉強してますが、ネイティブのティーンエイジャーにはかないません。



話はそれましたが、機会があったら日本語でも

「ねぇ、そこちょっとドリルダウンして(ドヤ)」

とでも言ってみようと思います。



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October 1, 2020

カナダ人を見習って自分ファースト




■ 仕事中でも自分ファースト


今のところ在宅勤務です。

会議や研修はテレビ電話で行われるのですが、たまに予定の時間に終わらなかったりします。

外部講師などは、ウチらの勤務時間を知らなかったりするので、話が脱線して時間を越えてしまう場合もあります。

そんな「早く終わらないかなぁ」と思っている状況だったある日、ふとチャット画面に目をやると、

「お先に失礼します」

とチャットを残して去っている人が数人いるではないですか!




その日は僕の画面を共有していたので勝手に画面を閉じるわけにもいかず、最後までつきあいましたが(とは言っても10分程度)、なんだかなぁと思いました。

研修がお開きになる前に退席しちゃった人達は、お咎めなしです。

別の日は他の人が画面を共有してましたが、その日気付いたら数人退席してました…。



■ 病院は仕事より大事



定時になったら退席するのは当然です。見習わなくっちゃ(まあ知らないうちにチャットだけ残して退席するより、通話中に一言声を掛けても良いとは思いますが)。

それだけではなく、病院の予定もバンバン入れます。

確かにカナダは医療費が無料な分、アポイントメントの融通が利かなかったり待たされたりするので会社の都合よりも病院の都合に合わせるのは仕方ないんです。

日本に居た時は(15年前)、病院の予約を取る前に、
「この日あたりで予約を取ろうと思ってるんですけど大丈夫ですか」
と上司にまずお伺いを立てていた気がするけど、それは病院の予約が取り易いからかもしれないですね。

というわけで、上司には前日とか当日の朝には言ってるんだろうけど、会議中に
「アポなんで」
とチャットを残し退席する人が多いです。

正直まじめにやってるこっちがシラケてしまいますが、見習わないと、と思いました。



■ 具合が悪けりゃ自分で言え


これは過去記事でも書いたと思うのですが(当ブログ内を検索したけど見つからなかった)、日本で働いていたときに、上司から、

言われなくても分かってるかとは思うけど、子供じゃないんだから具合が悪かったら自分で判断して早退を申し出てね。

と言われました。

僕は昔からまわりの人に“大丈夫?帰った方が良いんじゃないの?”って言われないと帰り辛く思っていたので、そう言ってもらって以来、

  • 自分の体の不調は自分しかわからない
  • 自分の体は自分が大事にしなければいけない
  • 自分が不調な時には自分が声を上げなければいけない
という当たり前のことに気付いてハッとしたのを覚えています。

同僚たちがまるで強い意志でも持っているかのように躊躇せず早退を申し出たりするのを見るたびに、僕も病院に行くのを遠慮してはいけないと思うんです。



■ まずは自分の酸素ボンベを


飛行機の安全ビデオを見るたびに大事なことを思い出します。

酸素ボンベが降りて来たら、まずはご自分の分を着用してください。周りの人のお手伝いをするのはその後でお願いします。

というナレーションで、母親が先に着用してから子供に着用させているビデオです。
たしかに自分が酸欠で倒れてしまったら共倒れになってしまうので、納得。

そんな風に、他人に優しくするにもまずは自分ファーストだな、と周りの人を見て思いました。

自分の時間を守るには、自分から声を上げないとね。




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