May 4, 2020

クリックできないようになっててクリック出来ません、って英語で何て言うの?

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外出自粛が続いていますが、アイスクリームメーカーとホットサンドメーカーを買おうとしたんです。

ネットで買えば外出しなくても届けてくれるし、在宅勤務でずっと家にいるから必ず受け取れるし、良い機会だと思ったんです。

でも、ポチれなかったんです。

アイスクリームメーカーとホットサンドメーカーをカートに入れて、住所を入力して、「次へ進む」をクリックしようとしたら、「次ヘ進む」ボタンが推せないようになっていたんです。

エラーメッセージもなし。全項目入力済み。なんなんでしょう。

ボタンは表示されていましたが、ボタンの色は薄くなっていて、クリック不可になっていました。



こういうときは、


It's grayed out.

と言うようです。


な、なんて便利な言葉…!!

たしかにクリック不可になると文字の色が薄くなりますよね。黒ならグレーになります。





これはきっと不要不急の買い物はするな、というお告げだと思って、やり直しなどせず、アイスクリームメーカーとホットサンドメーカーを買うのはやめました。

というわけでクリックできないようになっててクリック出来ません、という時には、日本語を話しているときにでもグレーアウトと言ってみると英語になってもパッと出て来ると思います。











April 30, 2020

クレジットカードの英語


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海外旅行(なんていつ再開できるかわからない世の中だけど)に使えそうな表現を久しぶりに。

基本的にカナダの小売店ではクレジットカード、デビットカード、そして現金が主流です。

最近は接触を避けるために contactless payments といって現金での支払いが不可の傾向にありますし、外出自粛実施以前の話ですが個人経営のレストランなどでは現金のみという店もありましたので、どの店がどの支払い方法を受け付けているかは「店による」としか言えないのですが、今回はとりあえずカードでの支払いについてお話したいと思います。






クレジットカードで支払うとカード会社が代金を立て替えてくれて購入者はカード会社にあとから支払うことが出来るのに対し、デビットカードは直接銀行口座から代金が引き落とされます。

日本ではクレジットカードで購入した“借金”が自分の銀行口座から毎月自動的に引き落とされますが、カナダでは(というか僕が契約しているカード会社では)カード所有者がその都度カード会社に支払わなければなりません(自分の銀行口座からカード会社の口座に代金を振り込む)。お金がピンチの時には支払いを後回しにできますが(利子がつくけど)、ピンチでもなんでもないのに振り込みを忘れると利子がついてしまいます(今まで忘れたことナシ)。


ちなみにカナダでは「1回払いでよろしかったでしょうか」など、支払回数を聞かれることはありません。 一時帰国のときに数千円の買い物でコレ聞かれてビックリ。マニュアルなんだろうけど。




話が脱線しました。カードの使い方の英語です。


POS端末→ machine マシーン
(例えばテーブルで支払うレストランで「カードでお支払いですか」と言う代わりに「Do you need a machine?」と言われたりする)

カードをPOS端末にかざすこと→ tap タップ

カードの磁気部分をカードリーダーにㇲっとスライドさせること→ swipe スワイプ

暗証番号を入力 →enter your PIN (ピン)

ちなみに、「カードのチップのある方を端末に挿入してください」は略されて
「Chip at the bottom(チップは底な。)」
と言われたりします(カジュアル過ぎw)

また「準備がよろしければカードを機会にかざして下さい」も略されて
「Whenever you are ready(いつでもどうぞ。)」
と言われたりします。



...ってこれ、前に書いたような気がする。まいっか。









April 27, 2020

「戸棚」は英語で何と言う?

セール品のみ購入。2つでいくら、とか3つでいくら、とか。





外出自粛中の楽しみは、食べる事ぐらいしかありません。

ですが、外出を自粛しているので、cupboard が空になってしまいました。

というわけで一週間ぶりにgrocery store へ行き、お菓子をまとめ買いしました。




というようなことを書こうとしたのですが、cupboard を日本語で何というか忘れてしまいました…。

●「cupboard」と書きますが、日本語でいうような、紅茶のカップを並べておくような食器棚ではありません。cupboardと呼ばれる棚に、お菓子や調味料、インスタント食品を閉まっておくのです。

●パントリーは(pantry)ほど大きくなく、食器棚を食料専用に使っているというか、家庭によっては上の段に食器、下の段に食品、など、あくまでも「棚」というサイズの大きさです。

●しかも、英語での発音は「カップ・ボード」ではなく、「カボー」。全然「カップボード」に聞こえません。





とにかく「カボーにお菓子を補充したい」と言いたかったのですが、「カップボード」や「食器棚」はお菓子をしまう棚ではないし、食料棚、なんてあまり言わないし、カボーは日本語で何と言うのだろう、と考えてしまいました。



おやつが入っている所…。

「〇〇ちゃーん、ホニャララにおやつが入っているからねー。」

漫画のシーンを考えてみました。

おやつが入っている棚…。


戸棚!


ひらめきました。戸棚です。

つまり、戸棚は英語で cupboard (カボー)なのです。




読者様のお役に立てたら幸いです。








April 18, 2020

カナダの職場の忘年会や新年会は?飲み会は?

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またまたご質問を頂きました。ありがとうございます。
カナダの職場の人達との飲み会はどんな感じなのか、というご質問です。

これはお国柄というより職場によるところが大きいと思います。
日本でも「うちの職場の飲み会はこんな感じだけど、友達の職場では違うらしい」みたなこと、ありますもんね。

それでも日本だと
  • 退勤後
  • ほぼ全員参加
  • 居酒屋
  • 誰かが幹事
みたいな共通点があると思いますが、カナダの場合、

  • 日本同様、仕事が終わってからみんなでパブ(日本でいう居酒屋)に行く風潮の職場
  • そういうソーシャルなことは一切ない職場
  • 昼休みに持ち寄りパーティー(ポットラック・家から料理を持参する)をする所(昼休みは勤務時間外だけれども拘束時間内なので小さい子供がいる人も参加しやすい)
  • 会社が勤務時間内に社員の交流の時間を設け、お菓子や飲み物など(refreshment という)を出してくれる職場

などなど、職場によりさまざまです。







以下、ほんの一例ですが経験談を。

■歓迎会

職場主催で会議室的な所でお菓子や、飲み物が振舞われて、一人一人自己紹介などをします。歓迎会という名の飲み会はないですねぇ。

■送迎会

最終日か前日に全員集まってグリーティングカードや送別品を渡します。送別品は、うちの職場ではみんなで出し合います。

■ただの飲み会

今の職場では一切ありません。数人で行ったという話も聞きません。

同じ会社内の別の職場に居た頃は、夏にパティオ(テラス席)が利用可能になると、金曜日の仕事終わりにパブというか酒やおつまみが中心だけどちゃんとした食事もあるレストランにみんなで行ったりしていました。

別の会社に勤める友達は仕事帰りに仲の良い同僚数人とパブに行ったりしてるみたいです。

■新年会

新年を祝うのは大晦日のカウントダウンをする深夜0時のみだけというお国柄なので、出勤して新年絡みの飲み会をすることはありません。1月2日に出勤したらもう通常営業です。

■忘年会

唯一僕が日本と被るなぁと思うのが忘年会です。忘年会という名前ではなく「クリスマスなんちゃら」という名前ですが。

うちの部署では「クリスマス・ランチョン」毎年12月の中旬に、上司の許可のもとちょっと長めの昼休みを取り、全員で職
場近くのレストランに行きます。カナダ人の皆さんってばいくら昼休みは勤務時間外とはいえ午後の勤務もあるのにアルコールをお召し上がりになるのでビックリですw

ちなみに英語学習者のツイートで「TOEICに luncheonという単語がよく出て来る」というのをみかけましたが、luncheon は実際のビジネスの場で割と使われる単語です。

そして会社全体では、勤務時間内に会社のトップ主催のクリスマス・ディナー的な名前の(正式な名称は忘れましたw)謝恩会的なイベントがあります(参加自由)。食事は振舞われますがアルコールは個人が実費で会場に出店しているバーから直接購入するようです。ちなみに僕は一度も参加したことがありません(そもそも担当業務が多すぎて時間的に無理のと、どっちにしろ英語のネイティブではないのでジョークを含めた業務に関係ない世間話をしたくないw)




うちの職場の歓送迎会まとめ:

  • 親睦会は日本同様、大事とされる。コンファレンスや面接、勉強会などでランチを取りながらの業務もある(日本でいう“食事会”的なランチならluncheon、普通のランチなら business lunch, work lunch とも言う)
  • ただし拘束時間内
    • 会社主催であれば勤務時間内。業務としての親睦会なら強制参加。
    • 従業員有志が企画したものであればプライベートな時間である休憩時間を利用。もちろん不参加もOK。
  • 社員同士で友達のように仲良くなって、退勤後に飲みに行くこともそりゃあるでしょう。
  • 日本のように退勤後に強制参加の飲み会は無い




誤解を恐れず「カナダはこうです!」と、イエスかノーではっきり書いた方がアクセス数が増えるんだろうけど、まあ国は関係なく「人による」「会社による」ということを書きたくて書いていたらこんなにダラダラした内容になってしまいました。書きたいことを書くじゃなくて読者が求めてることを書くって「ブログで稼ぐ」で検索してヒットしたサイトには書いてあったけど、いいんですこれで(本当は日記が書きたいw)。




April 17, 2020

おすすめカナダ料理ベスト3

今回もブログのネタを頂きました。ありがとうございます。
というわけで、リクエストにお応えして、僕が個人的におすすめするカナダ料理ベスト3を発表したいと思います。


第3位 ベジバーガー Veggie Burgers



別にベジバーガーはカナダ料理というわけでもないし、おそらく世界中で食べられるし、カナダが特にベジタリアン先進国というわけでもないと思いますが、個人的にはカナダと言えばベジバーガーなんです。ちなみにベジバーガーとは肉の代わりに野菜や豆、キノコで作ったパティを挟んだバーガーです。

カナダといえば「欧米」と括られてベジアリアンの活動家が多そうでベジタリアン先進国なイメージかもしれませんが、それはあくまでも都会での話。僕が住む田舎では、どのレストランへ行ってもベジタリアン料理は数えるほどしかありません。が、ベジバーガーは大抵の店にあるし、日本に帰省してもあまり見かけないので、カナダ料理としておすすめできるかなと思って選んでみました。


第2位 フィッシュ・アンド・チップス Fish and Chips




フィッシュ・アンド・チップスはイギリス料理だと思いますが、ワーキングホリデーをしていたニュージーランドの人々も「ニュージーランドと言えばフィッシュ・アンド・チップス」と言い張ってきかなかったしw、これもカナダ料理と言うにはちょっと強引な気がします。

でも!フィッシュ・アンド・チップスは上記のベジバーガー以上に至る所で扱っているのです。レストラン、パブ、ピザ屋、屋台、などなど。さらにカナダのレストランはメニューに写真がない上に料理の名前は独特なのでTOEICのスコアがあっても難しい所ではあるのですが、フィッシュ・アンド・チップスさえ知っていればどの店にもあるので、カナダに来て間違って変な料理を注文したくない人にはおすすめです。

個人的に大好物なので第二位としましたw

ちなみに表記は Fish and Chips だったり Fish & Chips だったり Fish 'n' Chips だったりしますね。 'n' は and の a と d を省略しているので、省略の意味を表す ' が a と d の代わりに使われています。発音的にはフィッシェン・チップスという感じですが、ニュージーランドではファッション・チョップスと聞こえてましたw

第1位 マック・アンド・チーズ Mac and Cheese



これもカナダ料理と言えるかどうかは謎ですが、っていうか決してカナダ料理ではないと思うのですがw、カナダの大抵のレストランにあるということ、そしてこのブログの筆者がカナダで良く食べるということで、ここではカナダ料理として扱わせて下さい。

そして個人的にカナダとかなんとか関係なく大好物なので、第1位としましたw

マック・アンド・チーズは、マカロニ・アンド・チーズの略で、Macaroni and Cheese と表記されることもあります。そしてマック・アンド・チーズと言えば多くの人はクラフト社のインスタント食品を思い浮かべると思いますが、おすすめしたいのはレストランで食べるマック・アンド・チーズです。インスタントではないと強調するためかメニューには”Homemade”(ホームメイド)と付けている店も多いです。

マック・アンド・チーズと聞くと北米留学経験者がドヤ顔で語りそうな、一般には日本人では知られていないようなメニューに聞こえるかもしれませんが、要はマカロニグラタン(マカロニチーズグラタン)です。

レストランで友人が食べていたのが美味しそうだったので次に行った時に注文してみたら、なんと、子供の頃(言っとくけど昭和50年代な)に、デパートの最上階のレストランで食べた、あのグラタンの味がしたのです…!まだデパートに行くにはおしゃれをして行っていた時代の味…(涙)。

ちなみにインスタントのマック・アンド・チーズは、カナダでは日本でいう袋ラーメンのような感じで、子供の頃から食べていたり、学生時代によく食べたという人がいたり(安いので)、愛好者が多いとされもはや国民食と言っても良いのではと個人的には思っていますが、僕はあまり好きではありませんw


おすすめはしないといいつつ、まだの人は食べてみるのもいいかも↓↓↓
(注:アフィリエイトに参加しています)



April 16, 2020

英語で独り言を言ってみよう

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英語の上達には普段から独り言を言うことです、なんてよく聞きますが、実際には難しいですよね。


お勧めなのは、もしインタビューを受けたら、という妄想。

例えば、地元のテレビ局に「日本からはるばるカナダへ」というテーマで「なぜアメリカではなくカナダに来たのか」というインタビューを30分番組向けにソロで受けている、という妄想。

もしくは英語圏のトークショーにゲストで呼ばれ、なぜ英語を勉強しているのかを話しているという設定の妄想。

こういう妄想系の独り言ならわりとうまくいくと思います。なぜならば会話のキャッチボールだから。聞き手がいると仮定すると、話したいことが出て来ると思います。

プレゼンテーションの練習や会議での発言の練習もこれに当てはまりますね。とにかく聞き手、特にリアクションを想像できる聞き手を妄想すると一人でもまるで誰かと話しているかのように“会話”が続くというものです(はたから見たら怖いw)。





さて、難しいのは「本当の独り言」。


たとえば
「どうしよう!」
「今日は何をしようかな」
「何食べようかな」
「やったー!」
みたいな、聞き手を意識していない、誰に言うわけでもない正真正銘の独り言。


そもそも独り言は教科書や会話集などには出てこないので、いざ英語を話す場面で「独り言のフレーズを知らない」ということに気付くわけです。

そもそも「道を聞く」「買い物をする」「会議で発言する」などに比べたら独り言なんて重要度が低すぎますから、実用的でないので教えてくれないわけですね。

これらは英語を話す人を常によく聞いているか、映画やドラマを見ることで表現を盗むことができます。

上記の例だと、

どうしよう→What do I do?
今日は何をしようかな→ What do I want to do today?
何を食べようかな→What do I want to eat?
やったー!→ I did it!

などと言い換えられます(ほんの一例です)。

英会話のレッスンでは、誰かに何かを聞く実用英語を練習していたので、
「独り言は自分が主語の疑問文なのか!」
と思ったのを覚えています。


もちろん、あなたの名前が太郎だとして、
What do you want to eat, Taro?
のように、自分で自分に聞くこともあると思います。

例えば花子という名前の女の子が、

「やれば出来るぞ、花子!」
「やったね、花子!」
「キミはすごいぞ、花子!」

みたいに、自分で自分を励ます場面が少女漫画などでありますが、この場合、もしあなたの名前が太郎ならば、

You can do it, Taro!
You did it, Taro!
You are amazing, Taro!

と、自分に対して you を使う事が出来ます。
…やっぱり漫画や映画の中でしか使わないのでしょうか。
うーん、わかりません。しっかりしろ、トム(仮名)!

↑こんな風に言いません?w









April 15, 2020

「おじさん」「おばさん」は英語で何て言うの?

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もうブログに書くことなんかないよ…そう思っていたある日。
フォロワーさんからご質問を頂きました。ありがとうございます。
執筆意欲が湧いてきました。




ご質問内容は、日本で中年の人を親族でなくても「おじさん」「おばさん」言うように、英語でも中年の男女を 「uncle」「 aunt」と呼んでいいの?とのことです。

良い質問!
(だって専門的な知識の必要な細かい文法表現の質問じゃないし、リサーチしなくても書けるコタツ記事だし...w)





 結論から言うと、伯父・叔父・伯母・叔母の漢字の当てはまらない場合、つまり親族関係にない人には 「uncle」「aunt」 は使えません。

また、おじさん・おばさんに限らず、テレビのレポーターが年配の男性に
お父さん、今日はどちらから来たんですか」
などというのは、その男性がそのレポーターの父親でない限り言うことはありません。

また道で
おばあちゃん、ハンカチ落としましたよ」
などと言うこともありません。

外国から来日してホームステイをする学生に「お母さん」と呼ばせることはあっても、カナダのホームステイ先のご婦人を「お母さん」と呼ぶのは先生をお母さんと呼ぶぐらい異様な事です。








英語では親族でない一般の中年を何て呼ぶか、ですが、まず、「おじさん」「おばさん」のような、事実とは別の、見た目で判断して呼ぶような名前はありません。

日常で、対面で、普段一般人が呼ぶなら、まずは名前でしょう。
名前を知らない場合、特に、というか、敢えて「おじさん」なのか「おにいさん」なのか言わなくても you で良いと思います。


「お父さん、今日はどこから来たんですか?」のテレビのレポーターの場合、まず名前を聞いて、すぐ名前を言うでしょう。
レポーター:What's you name?
(インタビューを受けている男性の名前がJohnだと判明 )
レポーター:Where are you from, John?

「おばあちゃん、ハンカチ落としましたよ!」の場合
Excuse me, Ma'am!
が適当だと思われます。





警察に目撃情報を提供する場合とか、新聞に報道される場合は、失礼だのエイジズム(年齢でレッテルを貼る差別)だのには当てはまらないのでそのまま表現することになるのでちょっと直接的になります。

中年の男性  a middle-aged man
中年の女性  a middle-aged woman




もし職場などで、担当者が不在の間に客が訪ねて来たことを伝えるような「おじさん(おばさん」)が来ましたよ」という場合は

おじさん gentleman
おばさん lady

が使えます。

「おばさんがカウンターに居ました。」は
There was a lady at the counter. となります。



でも、英語の場合、履歴書に年齢を書かせるのは違法なぐらい年齢は不問なので、あえて「おじさん」「おばさん」に拘らず、someone、 person、 people 等で困ることはありません。


僕は自分の年齢を忘れて「掃除のおじさんが~」「レジのおばさんが~」と言ってしまい、言った後に
っていうかおそらく同年代もしくは自分の方が年上
と思う今日この頃です。



April 13, 2020

イースターマンデーは祝日?


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日本人にはあまり馴染みのないイースター。
ハロウィンのように日本で広まるのでしょうか?

カナダではスーパーマーケットに卵型、もしくはウサギ型のチョコレートが大量に出回る日で、子供たちにはもちろん、大人にも義理チョコのように挨拶代わりに配ったりします。

家族に小さい子がいなくて大人しか集まらない場合でも、とりあえず用意していたりする場合も多いです。

お菓子メーカーにとってはバレンタインデーのようにチョコを販売できる新たな1年1度のチャンスだと思うんですけどね。いかがでしょうか。

ちなみにカナダは何かと言っちゃぁチョコレートです。
クリスマス、バレンタイン、イースター、ハロウィン…。
いろんな味があるわけでもなく、すべて普通のミルクチョコレート。
そりゃぁ抹茶味とか桜味とかのキットカットが珍しがられるわけです。




さて、イースターマンデー (Easter Monday)ですが、その前のグッドフライデー(Good Friday)と違い、カナダでは国民の祝日ではありません。

カナダは州ごとに法律が違っていて、州の権限は日本の都道府県のそれよりも強いのですが(例えば自動車運転免許や健康保険証は州が発行する)、祝日も州によって違います。県民の日レベルの祝日ではなく、もっときちんとした、民間の商店も休むレベルの祝日です(伝われ)。

それに加えて全国共通(nationwide)の祝日(Statutory holidays)もあり、それにこのイースターマンデーは含まれていないのです。

僕が住んでいる州ではイースターマンデーは多くの店が通常営業で、バスのスケジュールも平日運行です。

一部の企業や、官公庁、学校などは休みになります。社内カレンダーによる、ってやつですね。

で、なんでこんなことを書いているかというと、僕はカナダに来て以来、ずっとイースターマンデーは休みなので、そのことを忘れてしまうんです…。

もっと人付き合いが広かったり、家庭を持っていたり子供がいたり、もっとカナダに馴染んでいたらそういう一般常識も身に付いていたんでしょうけどね(汗)。




April 12, 2020

Quality Time クオリティー・タイム

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友人に週末の予定を聞いたときに、「母親とクオリティー・タイムを過ごす」と言われたことがありました。

I'll spend quality time with my mon.

今なら「親孝行だな」「良い時間の過ごし方だな」と普通に思うだけですが、当時は

「その quality(クオリティー)は高いの ?低いの?」

と、high も low も付かない quality にモヤっとしました。

「へぇ、そうなんだ」と聞き流しましたが。





その後何度もそのフレーズを聞いていく内に、quality time は「質の高い時間」という言葉に置き換えるのが適当だと思うようになりました。

なかなかゆっくり時間を取れないような家族や親しい友人などに使うようです。ざっと検索してみた所、「子供たちと過ごす(with kids, with children)」という文章がたくさんヒットしました。




というわけで、もしオンライン英会話などで予定などを聞かれ、
  • 久々に親子水入らずで週末を過ごします
  • 普段は時間を取れない友人とゆっくりしたいと思います
  • 週末は子供たちの為に時間を使いたいと思います
みたいなことを言うような機会があったら、

I'll spend quality time with _____ (人)

と言えますよね。



あと、もしあなたが意識高い系で横文字を多く使いたいのなら、

「この週末は息子とクオリティ・タイムだよ」

と言ってみるのも良いかもしれません。意識高いのでクオリティーではなくクオリティです(「-」が無い)(なんのこっちゃ)















April 11, 2020

英語の Amid ってどんな意味?

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最近は1日じゅうツイッターのニュースに目を通している状態で、しかも日本語では手に入らないローカルなニュースが読みたいので、仕方なく英語で読んでいます。

仕方ない、と言っても、情報を仕入れたい気持ちの方が強いので、いやいや読んでるわけではなく、わりと夢中で読んでしまっています。


というわけで特定のニュースを中心に読んでいますが、やたら目にするのが「amid」。

名詞の前にこの単語をよく見るのですが、繰り返し目にしているうちに、前後関係から
「緊急事態『の間は』〇〇をクローズすることになりました」
のように「~の間は(に)」的な使われ方をしていることに気付きました。

辞書で調べていたら「真っ最中」でした:

恥ずかしながらこの単語を今まで目にしたことがなかったのですが、必要に迫られて(または好奇心に動かされ)たくさん読んでいるうちに単語を覚えた、という一例でした。


April 5, 2020

カフェイン抜きの英語はデカフェではない話

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ストレス対策でカウンセラーに通ったことがあります。

職場の福利厚生でメンタルヘルスにも使える保険に入っているので、自己負担額はゼロでした。

カウンセラーと言っても精神科医(psychiatrist)、心理学者(psychologist)、ソーシャルワーカー(social worker)など色々な人がいて、職場で契約している“お悩み相談室”みたいな機関に相談すると、スタッフの方が適切な人を紹介してくれるのです。

僕の担当だった方は、上記のいずれでもなく、教育の学位を持っている人だったと記憶しています…。肩書は何だったか忘れましたw 「まずは話を聞いてくれる人」のような人だったと思います。もし僕に精神疾患的な兆候があれば、その後適切なクリニックなり何なりを紹介してくれたのでしょう。

それまでは、きっと自分は躁鬱とかADHDとかナントカ障害とかナントカ症という根本的な何かを抱えているのだと思っていましたが、実際にカウンセリングを受けてみると、
「当てはまるような事柄があっても誰しも少なからず当てはまるような症状はあり、必ずしも精神疾患と診断されるわけではない(要は「素人判断は良くない」)」
と言われました。

カウンセラーのアドバイスを元に、ほんのちょっとの心がけでフッと心が軽くなったり、その心がけの習慣化で生きるのが楽になったりしていく…ような気がします(ただいま実践中)。

日本では気合や根性ばかり重視されて、あまりメンタルヘルス(特に日常的なストレスなどの精神的に病む前のちょっとした異変)の重要性は無視されがちなような気がしますが、もし職場内や近所に保険適用のメンタルクリニック等があれば、話を聞いてもらうのも良いかもしれません。

ネットで1時間何千円も課金するようなあやしいカウンセラーはダメですよ。カナダでは無資格ではメンタルヘルスのカウンセリングをしてはいけないので、たまにネットで日本人の「高卒で起業した俺がスカイプで1時間5千円で人生についてカウンセリング」とか「たくさん失恋した元OLの私が電話で有料恋愛カウンセリング」のようなものを見るとびっくりします。

友達に聞いてもらうのはその友達のストレスになってしまうので良くないようです。それと、ウインドウ・ショッピングのように、自分に合ったカウンセラーが見つかるまでカウンセラー・ショッピングするのもアリだ、とカウンセラーの方が言っていました。











さて。以前、職場で大声を上げてしまったので、人事部から処分される代わりにカウンセリングを受けてくるよう言われたことがありました。

その時に紹介されたカウンセラーからは、きっとアンガーマネジメント(怒りの管理)について指導されるのかと思っていましたが、なんと、全然違っていました。

「ストレスのレベルが高い職場なんでしょう。転職もアリかもね。」

みたいな共感。拍子抜けしました(この時点でもうこのカウンセラーについて行くと決まりました)。

そこでそれ以降のセッションはすべてストレス対策の話になりました。できれば瞑想(僕が日本人なので座禅の話をしたらカウンセラーも仏教に詳しく座禅は良いと太鼓判)、もしくは一日に数回、2分程度の深呼吸、などなど、いろいろなストレス軽減のテクニックについて話を聞きましたが、中でも一番重要と言われたのがカフェインを摂らない、もし摂るなら午前中、そしてなんとしても8時間寝る、でした。


というわけでどうしても午後にコーヒーを飲みたい時は decaf (カフェイン抜き)にすることにしていますが、この decaf ディキャフ(ディにアクセントを置いて「ディーキャーフ」的に発音)、日本語ではデカフェと呼ばれているようでビックリしてしまいました(日本に住んでいた頃はカフェイン抜きのコーヒーの存在を知りませんでした)。



…というわけで、「デカフェじゃないよ、ディキャフだよ」、って3行で済む話を、こんなに長々と書いてしまいました。