September 13, 2020

◯◯しやすい、は英語で?

 




大昔、カナダに来る前に、駅前の英会話スクールに在籍していました。

そこは文字通り英「会話」スクールなので、「こういう時はこう言う」というようなシチュエーション別のダイアログを使ってそれぞれの状況に応じた表現を習います。



ある日、「◯◯しやすい」と言う表現を学びました。

確か、教科書に出て来た必修構文ではなくて、話の流れで先生が教えてくれたと記憶しています。


「買いやすい」なら easy to buy
「食べやすい」なら easy to eat
「言いやすい」なら easy to say
「見やすい」なら easy to see
「書きやすい」なら easy to write
「歌いたい」なら easy to sing

といった感じです。


そして...

「踊りやすい」は easy to dance。

そうなんです… do じゃないんです…。

do にしてしまうと文法的に意味が通じなくなってしまうので、きっとネイティブからしたら日本人が間違った漢字のタトゥーを入れている外国人を見かけた時のような気持ちになるなのではと思います。


easy to ◯◯というフレーズは easy to learn (覚えやすい)ですね。


英語で Skyline ってどういう意味?

 

pixabay.com

上の写真のような絵画がとある建物のロビーにあったので、いい絵だね、なんて友達と話していたことがあります。

カナダでは家具屋、インテリアショップ、雑貨店などで絵画が普通に売られているので、こんな絵が欲しい、という話をしたわけです。

(日本でもそうでしたっけ?)

(絵画と言ってもギャラリーで売っているような芸術品はなく、メーカーが作った商品です)


すると友達は

「スカイラインがいいね」

と言ったのです。




スカイライン? Skyline でしょ?

Skyline って、確か地平線だか水平線だかって意味でしょ?

この絵、ビルばかりで地平線も水平線も見えないんですけど…。




と思って、

「スカイラインって何?Horizon でなくて?」

と聞きましたが、その友人は英語の先生でもないので、

「だから…その…スカイラインだよ。空の感じというか、見た目というか…」

などと納得のいく説明はもらえませんでした(僕がやっていることはもしかしてクレーマーでしょうか…w)。


その後辞書で調べてみると、

“連山・都市の建築物などが空を画する輪郭(線)”

とありました。

参照:


知らなかった…(笑)。


確かにこれなら前述の友人の話も納得です。


日本語でも車の名前で「スカイライン」というのがあったり、有料道路で「◯◯スカイライン」というのがあったり、さんざん耳にしていた言葉なのに意味を考えたことは一度もありませんでした…。

また1つ単語を覚えました♪



September 11, 2020

Encumbrance って何?

pixabay.com

■Encumbranceの辞書的な意味

よくソーシャルメディアで見るような「海外で超難関の会計の資格を取りましたTOEICも満点でフォロワー数もすごいです」的な華やかな経歴を持っていない、一般事務員です、こんにちは。

というわけで会計士の資格もなく、会計の学校を出たわけでもないおじさんですが、仕事で会計関係の書類を処理する機会があります。

そこで初めて知った言葉がありました。

Encumbrance です。

辞書によると、負担とか、負債とか、そんな意味のようです。

参照:


■Encumbrance の実際の使われ方

このEncumbranceという言葉、自分は会計用語として学生時代に必死で覚えたわけではなく、仕事で普通に使っている言葉なので、一般事務のおじさん(しつこい)でもすんなり使えています。

その使われ方はこうです:

業者から備品を購入する契約をした時に、契約書の金額をパソコンに入力します。そして支払い時に請求書の金額をパソコンに入力すると残金が表示されます。つまり契約金が1万円だったとして、請求書の額が1000円だとしたら残金は9000円です。

この最初に入力した契約金の1万円が encumbrance というわけです。

会計士の方は未払金がいくらなのか、あといくら請求されるのか、みたいなことを帳簿に書くのにこの encumbrance とやらを知る必要があるのでしょうが、僕は一般事務なので(しつこい)パソコンを開いて encumbrance なんちゃらという画面を呼び出すのみです。

個人的に理解するならばウチの業務的には「契約金」。確かに負債や負担といった意味ですね。


■Encumbrance の話し方

というわけで、仕事で「Encumbrance なんちゃら」という画面を開いているだけで実際に言葉の意味を知っているわけではなかったのですが、ある時会話の中で言葉として encumbrance を耳にする機会がありました。

それは、どうやって encumber するか、という言葉でした。名詞が動詞になっただけなので意味は変わってなさそうでしたが、後で辞書で調べたらやはり意味は同じようでした。

参照:



■本当は怖い Encumbrance

今はなんでもパソコンで処理をするし、ソフトウェアも素人でも使いやすいように分かり易い画面になっているので、単語の意味を知らなくとも Encumbrance の画面を開きさえすれば何も考えずに操作できていますが、もし手書きの帳簿の時代だったら大変だったことでしょう。

英語圏で会計を学んでる日本人もきっと苦労する言葉かもしれませんね。

でも、今回この記事を書くにあたって辞書を調べたところ、見てはいけない物を見てしまいました…。

Encumbrance は「負債」の意味の他に「負担」という意味もあり、さらには「邪魔」「障害」という意味もあるようなのです…むしろそれらは最初の方に出てきます…。

契約金を「邪魔」「障害」と呼ぶなんて...。せっかく色々手続きして契約した結果なのに…。

知らない方が良かった真実…(おおげざ)。

でもたしかにこれから払う義務のある契約金は負債なわけで、その“縛り”のせいで他にお金を使えない「邪魔」な「障害」ですよね。そう考えるとしっくりきます。

そう、 encumbrance って、ニュアンス的には“縛り”という言葉がぴったりな気がします。

September 8, 2020

ウェブサイトで「詳しくはこちら!」を英語で

 

pixabay.com

ウェブサイトなどで、何々が当たるキャンペーン実施中などの宣伝文句で目を引いた後に「詳しくはこちら」などというリンクがありますよね。


もしくは注意事項などをざっくり示した後に、「詳しくはこちら」をクリックすると細かい規約がリンクされていたり。


サイトによっては「もっと詳しく」などという表現もありますし「詳しくはこちら」の「こちら」がリンクになっていたりと色々ありますが、まあとにかく続きを誘導する決まり文句がありますよね。


早速結論を言うと、「詳しくはこちら」は

Learn more

です。


「よろしければ」とか「お手数ですが」とか「ここのリンクを」とか「クリックしてください」とか言わず、たったの2語で簡潔すぎるほど簡潔に言うというのが英語らしい(笑)。


しかもこれ販売促進の宣伝などに使われるフレーズなので、お客様に向けての言葉なのにまさかの命令文(笑)。


10年または20年前のウェブサイトには Click here という言葉が多かったように記憶していますが、いつの頃からかこの Learn more が定番化してきたような気がします。


英語学習をしている日本人からすると、お客様に対して命令文とは何事だ、というような気がしてしまいますが(笑)、「ここをクリックして!」というようなメッセージより、もっと詳しい情報を知りたいと思っているお客様の心をくすぐるような表現だと個人的には思います。


Learn という「よろしければ」や「こちらのリンク」をなどすべてカバーしてしまうパワーワード(パワーワード言いたいだけやん)。


ウェブサイト以外でも、音声の広告でも使われています。

在宅勤務なので最近は仕事をしながら Spotify を聞いてるのですが、無料会員なのでラジオのように音声による広告が入ります。そこでも Learn more を散々聞きます(Learn more の後にURLが言われる)。


というわけで。もし英語でホームページやブログをしている方で、「詳しくはこちら」の類のフレーズをリンクしたい方、は Learn more というフレーズを使ってみてください(ってこのブログの読者様がちょっと分からないんですけど・笑)。



September 6, 2020

オンライン留学では出来ない事

pixabay.com




■ 渡航しなくてもオンライン留学で充分か


多くの大学がオンラインコースのみに切り替えて、当面の間はオンラインのみで学位が取れるコースが主流になってますね。

この現状に、日本に居たままオンライン留学すればいい、わざわざ海外に行くのは時間やお金の無駄、という意見をツイッターで目にしました。

留学経験のない人は賛成派が多く、留学経験のある人は反対派が多いように見受けられました。

ツイートのコメントを見ると、賛成または反対の理由は“学校だけでは得られない経験”が多いようです。




■ オンライン留学では出来ない事


カナダの事のみになりますが、ここでちょっとオンライン留学では出来ない事を、カナダで就職や永住権を取得したいという人の目線で書き出してみようと思います。

※以前のように留学先の大学に再び登校できるようになったら、の話です。


就職

日本の就活市場は新卒至上主義で中途は肩身が狭いですが、カナダは逆で経験者が優遇されるので、新卒者は職歴がまだ無いため不利となります。

そこでアルバイトやインターン、ボランティア活動の経験などを職歴の代わりに書くわけですが、リアル留学なら大学内でのアルバイトを始めカナダ国内での社会活動の経験をアピールできるわけです。


  • 大学内でのアルバイト
僕は在籍時に大学内で事務のアルバイトを得ることが出来たので、卒業後事務職に応募する時に求人票に書かれていた事、例えば“エクセル・ワードの実務経験がある事”、に該当することが出来ました。

  • 一般アルバイト
現地にいてオフキャンパスのワークパーミットがあれば郊外でもアルバイトが出来ます。同じクラスだった中国人留学生は夜間のデータ入力のアルバイトをしていると言っていましたが、これも求人要綱に該当するかもしれません。

  • インターン
(僕は経験していないので仕組みは良くわかりませんが)インターンとして企業で勤務した経験は強いです。履歴書にバッチリ書ける立派な職歴です。

  • ボランティア
厳密にはボランティアは仕事ではないので職歴ではありませんが、応募した会社の業務に似ているかもしれないし、何かしら関連している場合は有利に働きます。たとえば環境に関するボランティアをしてエコ関連の会社に応募した時とか。



移民

永住権を申請するときには、申請時点でのカナダに住んだ年数も関わるので、オンライン留学だけではカナダに住んだ年数はゼロになっちゃいますよね…。




■ まとめ:あなた次第


もし海外就職とか海外移住とかの予定がないなら個人的にはオンライン留学が良いですねぇ。

なぜならば、毎日和食が食べられるからです。孤独や勉強のストレスに襲われても現地の食べ物が口に合わないのは辛いものがありました。

和食はレストランも食材も高いので貧乏学生にはそうそう買えるものでもないし、大学の寮はキッチンがなく食堂を利用することになっていたし、田舎のせいか周りにも安く外食を済ませるとピザかハンバーガーぐらいしか食べるものはなく、キツかったです…。

きっと留学賛成派の人はこういう経験も大切と言いたいのかもしれませんね。食文化は意外と盲点だけれど異文化交流でいろいろ誤解を招きがちなジャンルですからね。





September 5, 2020

「そんな感じ」を英語で

 

pixabay.com



こちらが説明をして、相手がこちらの言っていることを「それってこういう事?」と言いかえて、

「そう、そんな感じ」

というシチュエーション、ありますよね。



例えば日本のアイドルのグループから卒業するシステムの話をしていて(普段どんな話をしてるんだw)、

「それって◯◯(洋楽バンド)から□□(メンバー)が脱退したみたいなもん?」

と言われ、

「そんな感じ」

と言う場合。

補足すると、

「アイドルのグループからの卒業と、バンドのメンバーの脱退は一緒にして欲しくないんですけど、まあとりあえずそんな感じ」

と言うような「大体合ってる」と言いたいような場合。




この「そんな感じ」は

Something like that.

と言えます。



ちなみに、この場合のような相手の話を指すとき this ではなく that です。 

  • そう、それ!
  • それな
  • そんなんじゃないよ 

上記の「それ」「そんな」、すべて that で置き換えられます。



もし、「そんな感じ」ではなく「んな感じ」「のような何か」と言う場合は

Something like this

となります。




Something like that を Anything like that にすると、

「そんな感じのものなら何でも」

という意味になります。


例えば「アイドルがグループから抜けるのを見るの嫌なんだよね」と言ったら「脱退?卒業はいいの?」と言われて、「(脱退だろうが卒業だろうが)そんな感じのは何でも(ダメ)」と言う場合は Anything like that. になります。



長々と書きましたが、あまり深く考えず、

そんな感じ。

と言いたい時は

Something like that.

と言ってみて下さい。




「そんな感じ」「大体合ってる」を英語で何て言うのか検索した人がこのブログを見つけて、疑問が解消されれば幸いです。


so-called ってどういう意味?

 

pixabay.com


前回は

  • 言ってみれば
  • いわば
  • 言い換えれば

について説明しました。

前回の記事→ so to speak ってどういう意味?


前回は、SNSのフォロワーやYouTubeのチャンネル登録者は言ってみればファン、という例を出しました。

ここでは

  • 実際にはアンチが面白半分でフォローしているだけかもしれないので100%正しい言い換えではない
  • ファンというのは話し手が言い換えている言葉で各SNSが公式で使っていたり新語辞典に登録されるような固有の言葉ではない

という文脈として so to speak (言ってみれば、言い換えれば)が使える例としました。




もし言い換えでは無くて、若者言葉とか、新語・流行語などを紹介するときだったら、日本語では「言ってみれば」や「言い換えれば」ではなくて

  • いわゆる
  • 俗に言う

となりますよね。

この場合、英語では so-called となります(ハイフンに注目!)。


使い方は日本語の

  • いわゆる◯◯
  • 俗に言う〇〇

と同じで、

  • so-called ◯◯

となります。


前述の例で言うと、

SNSの「フォローする」ボタンやYouTubeの「チャンネル登録」ボタンを押して、更新があるたびに通知がくるように設定している人達、俗に言う「フォロワー」ですね。

のような文章の時に

so-called "followers" 

として使います。

または

俗に言うハンバーガーボタン

ハンバーガーボタンとは?三点リーダーは英語で?

と言うなら

so called "hamburger button"

となります。 

…あまり例えが上手じゃなくて申し訳ないですが(笑)、ま、わかりますよね?(なんじゃそりゃ)



まとめ:

  • 「言ってみれば◯◯」(◯◯, so to speak)の場合は、自分の言葉に言い換えた場合。
  • 「俗に言う〇〇」(so-called ◯◯)の場合は、流行り言葉や俗語などを使う場合


そんな感じでーす(雑)。


September 4, 2020

so to speak ってどういう意味?

 

pakutaso.com


so to speak は英会話のテキストやフレーズ集などでよく見かけるし、日本語にもそれと同じ意味もあるし、使い方も特に難しくないと思います。

なので当ブログでわざわざ取り上げなくても…と思いましたが、最近仕事で耳にしたときに使われ方がしっくりきたので、ブログ記事にしてみることにしました。



so to speak とは、日本語で言うところの

  • 言ってみれば
  • いわば
  • 言い換えれば

のような意味です。


使われ方も、日本語と同じです:

「◯◯, so to speak」

で、「いわば◯◯ですね」という意味になります。



たとえばあなたのSNSのフォロワーやあなたのYouTubeチャンネルの登録者は言ってみればあなたのファン、と言う時の「言ってみればあなたのファン」は Your fans, so to speak. となります。


 簡単なので、皆さんも使ってみて下さいね(雑な締めw)。








September 2, 2020

カナダでオンラインショップで眼鏡を買う

 





前回の続きです。 





オンラインで買った度付き眼鏡、届きました。
写真は実際の商品です。

第一印象は、「大満足★★★★★」です。

なにせ実物を見ないで買ったので、フレームがすごく小さいとか(僕は頭がデカい)、レンズがすごく厚いとか(ド近眼なのに薄くない標準レンズで購入)、素材や質感がサイト内の画像と違うとか、懸念事項がありましたが取り越し苦労でした。


強いて言えば、フレームの素材感が若干チープな感じがするのは否めませんが、実際チープなので良いでしょう(笑)。そしてそのチープな感じの素材のせいかどうかはわかりませんが、フレームはとても軽いです。



前編にも書いた通り、町の眼鏡屋さんで買うと一式 $500 ぐらいはするので、今回送料込みで$35ぐらいだったので同じ予算で10ペア以上買えますね...。

こんなに安ければオンラインショップで多少失敗してもまあいいやという気持ちになります。

ただ、前回も書きましたが、オンラインショップで眼鏡を買う場合は掛け具合の調整はしてもらえないので、フレームが安い、レンズが安いというメリット以外にも、微調整や相談などのサポートが無いというデメリットもあるということも付け加えておきます。


support local business とよく言われように近所の店で買って支え合いたいと個人的に思ってはいるのですが、ここまで安くて便利で、かつなるべく対面は避けるというこのご時世だとやっぱり難しいですね。 





September 1, 2020

Call in その① Call Someone In


pixabay.com


Call は電話をかけるという意味で I called the company などと言いますが、in がつくとたちまち不安になってしまう、あやふやなまま英語圏で暮らしている当ブログ管理人ですが、たまたま今日 call in が会話に出て来て腑に落ちたのでブログ記事にしてみたいと思います。


辞書で call in を調べるとたくさん意味があり、全部理解しようとすると混乱してしまうので(僕が)、今回は「その①」として1つの使い方だけ書いてみようと思います。


今日の職場での研修で、外部の講師の方が例としてこんなシチュエーションを設定をしました。


〝たとえば水道のトラブルがあったとします。至急修理会社に連絡して、配管工に来てもらいました。そして修理代を支払いました。〟


この「(そして)配管工に来てもらいました」が

Then you called the plumber in.

  

 ね?腑に落ちたでしょ?(落ちない?)



この場合の call は「電話」ではなくて「呼んだ」という意味で、クラ◯アンに電話して配管工に来てもらった、というより、配管工を呼び入れた、というニュアンスになると思います。


Call the doctor! は「医者を呼べ!」(電話でもコールボタンでも…文脈から判断)ですが、

Call the doctor in.  にすれば「お医者さんに来てもらえ(呼び入れろ)」

になります。

エアコンの修理に来てもらった、ネットの回線工事で電話会社の人に来てもらった、水漏れの修理に来てもらった、ガス会社の人に来てもらった、などなど、call だれだれ in と言い慣れておくと、何かと便利そうです。




もし別の意味の call in を耳にする機会があったら「その②」として続編を書きますね。


August 31, 2020

Kiwi の発音

 

pixabay.com


20年ほど前、ニュージーランドでワーキングホリデーをしていて、日本人スタッフのいる店で働かせてもらっていました。


当時は僕は英語ができなかったので、現地のお客様が来た時には日本人スタッフの方々の英語に助けてもらっていました。


現地の人と結婚して移民したと言う社員さんと英語の話になると決まってその人は

旦那が9位だから

と謙遜なさるのです。


いやいや、旦那様は9位かもしれないけど、あなたは1位ですよ、などと言っていましたが...って言うか!(ノリツッコミ)そんなこと言いませんでしたよ。


どうやら彼女は

旦那がキーウィ―だから

※キーウィー=ニュージーランド人の愛称

と言いたかったようなのですが、毎回「9位」に聞こえていました…。



“キウイフルーツ”のようにカタカナではキウイと書くので、もしかしたらそれが影響していたのかもしれません。


でも、お言葉ですが、もしKiwiを英語っぽく言うなら、キューイよりキー・ウィ―と言った方が近くなりますよ。なんてことは言えませんでした。



話は逸れますが、そこの店ではワーホリできているアルバイトと正社員の日本人スタッフの上下関係…というより、永住権、ワークビザ、学生ビザでの制限付きアルバイト、ワーキングホリデービザの順で士農工商のような越えられない階級の壁があって、ぶっちゃけとっても嫌でした。


ワーキングホリデーの年齢制限ギリギリで来ている三十歳近いスタッフでも「ワーホリの“”」呼ばわりされていたし、なんだかなぁ、でした。


* * *

ダンナが9位だろうが10位だろうがキーウィ―だろうがオージーだろうが本人の英語力にはあまり関係がないと思うので、そういう所がキーウィ―をキューイと言わせてしまうのでは、と20年経ったいまでも思います。



August 28, 2020

ハンバーガーボタンとは?三点リーダーは英語で?

pixabay.com


先日、職場でソフトウェアの使い方の研修がありました。

職場と言っても全員在宅勤務なのでテレビ電話でのリモート研修なので、実際に指で「このボタンを押して」と指すわけにもいかず、講師は口頭で「◯◯ボタン」と言わなければいけませんでした。

とここまで書いて気付きましたがリモートでも同じですね。共有画面を見ながら講義を聞いているので「このボタン」とポインターで示せますもんね。

ま、とにかく、リモートにしろ実際に集まるにしろ、講師はあのボタン、このボタンと口頭で言わなければいけないわけです。


スマホアプリでもウェブアプリケーションでも次のようなボタンがありますよね:
(画像はペイントで自作しました。不格好ですみませんw)


正式名称はちょっとわかりませんが、メニューを表示させるようなボタンなので、口頭で人に指示する場合は“メニューボタン”なんて個人的には言ったりしてます。

人に指示する、なんて言うと大げさですが、具体的なシチュエーションとしては、友達にアプリの使い方を教える時とか、職場で新人にソフトウェアの使い方を教える時などです。

講師がこのボタンをクリックするように言った時に、冗談交じりに

「このハンバーガーボタンね」

と言いました。

ハンバーガーボタン!なんて面白い表現!
と思っていたら、一緒に参加していた人が

「ハンバーガー?私は“ワッフルボタン”と呼んでいる」

と返しました。
面白いですね。

研修後、検索してみたらウィキペディアにハンバーガーボタンという項目がありました。

Hamburger Button - Wikipedia

今度から使ってみようと思います(笑)。





次はこのボタンです:
(これもペイントで自作です。バランス悪くてすみませんw)


これをクリックするとオプションが表示されるボタンです。

全員IT関係は素人のうちの職場では three dots (スリー・ドッツ、3つのドット)などと呼んでいましたが、この間の研修では、講師は 

ellipsis

と言っていました。

実は研修では僕のデスクトップを共有していて、実際に操作していたのも僕だったのですが、講師が何と言っていたのかは聞き取れませんでした。聞いたことのない単語でしたから。

普段から使い慣れているアプリだったので名称はわからずともボタンをクリックすることが出来ましたが、その時に聞こえたまま「えりぷしす」とメモしておいて、研修後にググってみたら上記の綴りだったわけです。

Ellipsis - Wikipedia

日本語では“三点リーダー”と言うのですね(知りませんでした)。

ウィキペディアの日本語のページを見てみると、特殊なボタンや記号ではなく、文章内で使われる「…」だったんですね。

例にも「ん…」がありますが、


MUGO・ん…色っぽい

の「…」もエリプシスだったのですね!中学生の自分に教えたい!

MUGO・ん…色っぽい - Wikipedia


August 26, 2020

新学期を英語で~Back To School~

 

pixabay.com


■ 秋が始まるよ

9月が近づいて、風が少し冷たくなって秋の気配を感じると*、留学先の大学を卒業して10年近く経つのに毎年

新学期だなぁ

と思います。


*ここアトランティック・カナダでは、日本のように残暑はなく、短い夏が終わると朝晩は一気に肌寒くなります。


そんな気候になると、心機一転、新しい事が始まる前のワクワクした気持ちになります。

夏休みが終わって2学期が始まる憂鬱な感じではなくて、日本でいう4月のような、新年度の始まりのような気持ちです。

なぜならば、カナダの学校の新年度は9月なのです。

「新年度」と書きましたが、大学では正確には「新学期」という言われ方をしている気がします。

new school year というよりは new semester。

僕は日本の大学は行っていないので詳しくは分かりませんが、カナダの大学は単位さえ取れば必ずしも四年間通う必要はないので、人によって履修するコースを詰め込んで3年とかで卒業しちゃう人もいます。

入学式もなく、一斉に1年生、2年生…、と年単位で過ごしていくわけではなく、人によっては1月入学だったり、卒業式も春と冬と2回あったりします。

もちろん年という概念はあり、Class of 2020 のように「2020年度卒」という言い方はしますが、9月に始まる学校のことを新年度とは言わず新学期という言い方をすることが多いです。


■ A New Semester

1999年にNHK のラジオ英会話で A New Semester というダイアログがありました。新学期が始まってワクワクしますね、というお話でした。

会話の内容からもワクワクしている様子が伝わりましたが、舞台がニューヨークだったのでこちらカナダの東海岸と気候も見てると思うんですが、夏が終わって、気候が秋らしくなって、毎年新しいことが始まるような気持ちになる、というのは書かれてはいなかったものの、行間から滲み出る登場人物たちの気持ちが高揚している理由の一つなのかもしれません。

いや、確か履修する学科を選べなくてどうしようめんどくさいなあと言ってるような話だった気もします…何せ21年も前の話ですからね。

さて、「学期」を英語で言うと、セメスター semester です。

ただこれはどうやら2学期生の時に限るらしいです。北米の大学はほとんどが秋学期、冬学期の2学期制だと思うのでセメスターで問題ないと思います。

留学準備をしていた頃留学中の方々のブログを読み漁っていたのですがよく「秋セメ(秋セメスターの略)」「冬セメ(冬セメスターの略)」という言葉を目にして言ってみたいと思っていました。

でも実際には日本人がほとんどいない大学で、日本語でセメスターの話をすることなんかなかったので、「秋セメ宿題が多くて大変★」などと言うようなキラキラしたキャンパスライフとは無縁でした。30半ばだったし(ほっといて)。


■ 「学期」の言い方あれこれ

ザっと学期の言い方をまとめてみます:

  • 二学期制の学期 →semester (例 two semesters)
  • 三学期制の学期 →trimester (例 three trimesters)
  • それ以外の一般的な「学期」→term (例 three terms)
  • ちょっと短めの「学期」 session(例 two sessions) 


昔カナダの語学学校で働いていたことがありますがタームもセッションもどっちも使われていて、もし違いを聞かれれば「どちらでも同じ」「言う人による」という感じです。

大昔カナダの語学学校で働いていましたが、同僚達を観察した結果、同じ「学期」について話をしていても、その語学学校を1年、2年と通うような、“ちゃんとした学校”として見ているか、もしくは塾のような英会話スクール、またはサマースクール的な位置づけで見ているか、人によって変わるといった感じです。

語学学校の場合、例えば日本人なら就学許可(いわゆる学生ビザ)を取って1年、2年と在籍する生徒さんもいれば、ワーホリで1ヶ月のみ受講という人もいるので、人によって見方が違うのも当然です。


学校に在籍するとして話す場合は term、受講そのものについて話す時は session、といった感じ、かな(伝われ!)。

term の方が日本語の「学期」に近く、 session は学習塾や習い事にも使えそう、というのが僕個人の感想です。


■ Back to School キャンペーン


8月も終わりに近づき朝晩の空気が冷たくなるこの時期テレビやラジオではたくさんのバックトゥースクールキャンペーンのコマーシャルが流れます。

そしてウォールマートの店では文房具とか通学に必要な色々なものがバックトゥーキャンペーンの販促アイテムと共にたくさん売られます。

長々と書きましたが、何が言いたいかと言うと9月はこれ、新学期= Back to School キャンペーンなのです!

学校に行かなくなっても、この時期になるとハサミとかノリとかルーズリーフとか必要ないのに買いたくなってしまいます(買わないけど)。